2002年3月5日号
 

  

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農林抄 (論説/信頼される食品表示体制づくりへの提言)
 
   「表示違反に厳しく、告発者は身分保証」
       安全食品連絡会会長 山中純枝
 
 昨年9月以降、日本でも牛海綿状脳症(いわゆる狂牛病)の牛が見つかり、農水省などの予知能力と危機管理の欠如が明確となった。続いて雪印食品が国の牛肉買い上げ制度を悪用して、輸入牛肉を国産の箱に詰め替えて国に買い取らせたり、百貨店の贈答品や「ゆうパック」、学校給食にまで輸入牛肉を国産と偽っていた、という現実による企業モラルの低下に驚かされた。・・・



特 集 「中国の米輸出戦略」<1>
 
   「中国の米輸出戦略にどう対応するか」
      〜中国東北産米がSBS輸入米の主力に〜
       九州大学大学院教授 村田 武 米・麦・大豆関連国際・貿易
 
       巨大なジャポニカ米産地「黒龍江省」
       付表・中国東北3省の稲作の現状

       
つづく
 
連 載 「米政策を考える」<5>
 
   「基本問題への取組みを避けた計画流通制度改革」
       東京大学名誉教授・日本農業研究所理事 佐伯尚美 米・麦・大豆関連
 
       問題の所在不明の計画流通制度改革
       空洞化進む計画流通制度
       無内容な政府の改革案
       系統農協の反対論
       2つの基本問題

       
つづく
 
解説と論評 「食・農・村基本計画と農業経営展望」<3> 基本計画シリーズ通巻<15>
 
   「基本問題への取組みを避けた計画流通制度改革」食料・農業・農村基本法関連
       週刊農林編集部
 
       所得指標は950万円、実態は100万円たらず
       道東はモデル上回る56ヘクタール、1700万円
       付表1・有機農業の経営モデル
       付表2・北海道大規模畑輪作の経営モデル

       
つづく
 
トピックス 「食品偽装表示問題」
 
   「消費者から『告発』期待 〜食品表示110番は情報開示を〜 (食品衛生・安全
       週刊農林編集部
 
 
 雪印食品の事件を発端として食品表示に対する消費者の関心が高まっていることから、農林水産省は2月15日、偽装表示など疑わしい食品表示に関する情報や食品の表示制度に関する疑問を受け付ける食品表示110番を開設した。初日には本省だけで90件、全国で230件に上る情報が寄せられた。農水省は当初、ある程度の情報を公開していたが、これをきっかけに関西の食肉卸が倒産するなど社会影響が大きいことから、情報公開に消極的になった。内部告発については確証を得るまで情報公開しないのはやむを得ないが、それ以外の食品表示に関する意見等まで隠す必要はない。消費者重視の姿勢を示すならば、情報は開示すべきだろう。(論旨)
 
       読み切り
 
 

農林水産トップニュース

 
 総 合
    経産・農水・環境省が新エネルギー法の対象にバイオマス追加、NPOの導入事業に1/2助成(1/22)
 金融・農協
    第1回JAバンク全国大会が開催、ペイオフ解禁に向けた重点実践事項を発表(2/20)
 構造改善
    2000年の水田小作料が3・8%下落し、10アール当たり2万207円。初めて全県で下落
 
農産園芸
    農水省が兵庫県産白菜2000トンの産地廃棄を決定。価格低迷でさらなる産地廃棄追加も(2/21)
 畜 産
    偽装牛肉事件の影響で業績不振に陥っている雪印食品が経営再建断念し4月解散決める(2/21)
 食品流通
    JAS法改正で農水省が意見募集、冷凍野菜の原産地表示を義務化、混合プレスハム規格を廃止など(2/8)
 食 糧
    「備蓄米検査結果の偽装」地方紙報道に対し、農水省が金沢事務所を事情聴取。「検査の誤差の範囲」と見解
 
林 野
    林野庁が基本計画に基づき「地域材利用の推進方向及び木材産業体制整備の基本方針」発表(2/25)
 水 産
    水産庁が漁業再建整備特別措置法を一部改正。対象を中小6業種から全漁業に拡大、計画認定は知事も可能