2002年8月5日号
 

  

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農林抄 (論説/米改革・水田農業振興戦略への提言)
 
   「新しい生産調整のねらい」<下>
       生産調整研究会座長・東京大学大学院教授 生源寺真一
 
 中間取りまとめの内容をよく理解していただくという意味で、ふたつの補足を行っておきたい。第一点は、あるべき米づくりの姿に至る道筋である。中間取りまとめは生産調整を移行期の措置と位置づけ、しかし、実施する以上は副作用が小さく、しかも、あるべき姿の実現を促す仕組みとして構想している。・・・



特 集 「米改革・水田農業振興戦略」<2> 
 
 〜構造改革めざした米改革・水田農業振興戦略〜
 
   「水田の公的管理を」<2>  (季刊特集
      〜あるべき米づくりの姿〜
       和光大学名誉教授 持田恵三
 
      土地の規制が必要
      土地保有の社会的責任
      食料安保との関連

     
つづく
 
 〜有機米拡大めざした米改革・水田農業振興戦略〜
 
   「政策の基本理念転換を」<2>  (季刊特集
      〜日本的地域分権型デ・カップリング〜
       NPO法人「農と自然の研究所」代表理事 宇根 豊
 
      田んぼの生産
      農業生産の本質
      デ・カップリングのねらい
      百姓と国民の義務と役割
      減収の技術
      外部経済の豊かさ

     
つづく
 
 
 
 
解説と論評 「生産調整研究会中間とりまとめ」<2>
 
   「米価下落に直接支払いを」   米・麦・大豆関連政策の概説&論文
       週刊農林編集部
 
       数量調整4手法案
       メリット措置と経営安定対策、経営所得安定対策
       第三者機関の3機能
       備蓄と調整保管、過剰米処理
       加工用等備蓄制度

       
つづく
 
トピックス 「国産牛肉トレーサビリティ」
 
   「事業者ルールを策定」 畜産関連
       週刊農林編集部
 
       伝達すべき情報の基準
       記録・管理すべき情報の基準
       販売する場合の基本的表示
       システムの課題
       付表・牛肉トレーサビリティのイメージ

       
読み切り
 

農林水産トップニュース

 
 総 合
    農水、経産、国交、環境4省が電力買上げ義務など新エネルギー利用制度を創設、来年度からスタート
 金融・農協
    全農が新たに設置する経営管理委員会会長に木下順一副会長、理事長は田林聰常務が就任(7/25)
 構造改善
    2001年作付面積が野菜輸入急増で450万ヘクタール割れ寸前。耕地利用率はさらに下がり94%
 
農産園芸
    農研機構・野菜茶業研究所がイチゴ主要14品種をDNAを利用して識別する手法を開発(7/26)
 畜 産
    日ハムがハム・ソー組合が農水省の指導無視して契約解除した未検査品牛肉を焼却、偽装肉隠蔽図る(7/30)
 食品流通
    食品表示制度懇談会の中間報告<上> 期限表示の用語・定義統一もとめる。法律一元化は両論併記に
 食 糧
    食品衛生審議会が米のカドミウム基準見直しを諮問。疫学調査では「腎機能障害原因の証拠なし」(7/10)
 
林 野
    林野庁が構造改革プログラムを集計、5年後の木材供給・利用目標は全国総計で2189万立方メートル(7/16)
 水 産
    北方4島加工場へのサンマ供給問題でロシアが第三国漁船操業停止分を日本漁船に提供するよう求める(7/25)