2008年2月5日号
   
 

 

 

  

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農林抄(論説)農林抄一覧
 
   「MELジャパンは水産界をアピールするチャンス」
       ウーマンズフォーラム魚代表 白石ユリ子
 
 
 <書き出し> 黒船が来襲し、いよいよ日本の水産界も生産・流通・消費における「御一新」が始まった……MELジャパンに対し、私はこのような印象を持っている。77年の200海里規制、環境保護勢力による漁業へ規制など、水産界はこの30年間、漁業の現場同様に雨嵐のなかを歩んできたと思う。その間には、マグロの価値が上がってマグロ御殿が建ったり、バブル景気で流通市場が大賑わいになったりもしたが、それは一時のこと。漁業という非常に古典的な食料産業は、「自然環境とともにある」「国境を越えて行われる」という、そのありようから日本一国で完結できない宿命を負っている。さらに、地球規模での貿易・流通を促進すべしという国際世論のなかでは、日本の生産者も国際スタンダードに合わせざるを得ない。こうした状況のなかで、世界を巻き込むルールづくりにたけたアングロサクソンの人々がつくった仕組みがMSC(海洋管理協議会)だ。まず、この仕組みの巧みさをじっくりと学ぶ必要がある。・・・





焦  点 「追加的森林整備を起債対象に」
 
 
 京都議定書第1約束期間に、いよいよ突入した。08年度の森林整備について21万ヘクタールを追加的に整備するため、政府・与党は07年度補正予算で240億円を、08年度当初予算で306億円を措置した。また、1月30日には、12年度までの間の間伐等を「特定間伐等」と位置づけ、市町村が特定間伐等促進計画を策定し、市町村に直接交付する交付金制度を創設する「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法案」を決定した。また、同計画に基づいて追加的に実施する間伐等について、都道府県・市町村が計画に基づく特定間伐等の実施や助成に要する経費の一部を、「地方債の起債対象とする」ことができることも盛り込んだ。



特  集「2008年度農林水産予算」 (政策
 
   「8年連続減少の2兆6370億円」
       週刊農林編集部
 
      米対策・品横対策見直し1111億円
      農水関係補正予算1822億円計上
      農地情報図作成へ106億円措置
      農政改革の着実な推進
      農山漁村活性化
      地球温暖化防止対策
      林野予算
      水産予算

     
読み切り
 
解  説「2008年度農林水産予算主要施策」<上> (政策
 
       〔農政改革の推進〕
 
水田・畑作経営所得安定対策(品目横断的経営安定対策)の推進/集落営農への総合的な支援/水田・畑作経営所得安定対策(品目横断的経営安定対策)の見直しに併せた担い手支援対策の拡充/米政策改革推進対策/農地・水・環境保全向上対策
       〔農地政策の改革に向けた取組み〕
 
農地情報のデータベース化の推進/耕作放棄地解消緊急対策/農地の利用促進等の取組み支援/耕作放棄地への企業等の農業参入円滑化への取組み支援/農地等を集落等が共同で管理する取組みを支援/市民農園としての活用への取組みを支援/飼料増産・放牧等への取組み支援/面的集積の仕組みのモデル的実施
       〔農山漁村地域を活性化する施策〕
 
農山漁村活性化に向けた地域の創意工夫の後押し/農山漁村における豊かな人のつながりの維持・再生/中山間地域等条件不利地域への支援/地域に埋もれている「匠の技」や農林水産物本来の「持ち味」を活かした農林水産業の活性化/暮らしを守る鳥獣害対策の展開/災害に強い農山漁村づくりと被災したコミュニティの回復への支援の展開/都市農業の振興/農山漁村の場での再チャレンジ支援
       〔食と農の国家戦略的取組み〕
 
食料自給率向上のための戦略的取組み/国産飼料の生産拡大と利用の促進/食事バランスガイドの普及と教育ファームの展開による食育の推進/生産と流通の両面におけるコストの戦略的な縮減/農林水産分野における原油価格高騰対策の推進/技術イノベーション・地的財産の力による農林水産業の潜在能力の発揮/知的財産の創造・保護・活用による競争力強化と地域活性化/農場から食卓までの食の安全と消費者の信頼の確保/動植物防疫対策の推進/食の安全と消費者の信頼の確保/生産工程管理(GAP手法等の導入)の推進/農林水産物・食品輸出の拡大/農林水産分野の国際協力の推進/食品産業の競争力強化/食料産業クラスターの形成の推進
       〔資源・環境対策の推進〕
 
国産バイオ燃料の大幅な生産拡大に向けたバイオマス利活用の加速化/温暖化防止策・適応策、国際協力を柱とする地球温暖化対策の加速化/田園地域、森林、海洋を保全し、生物多様性を重視する農林水産業の推進
       〔組織改正〕
 
解説&論評 「農政改革3対策の着実な推進」<下> (政策米麦
 
   「地域水田農業活性化緊急対策で10万f転作」
       週刊農林編集部
 
      生産目標達成へアメとムチ
      目標削減は産地づくり交付金増額
      「新規需要米」を転作カウント
      転作拡大に500億円補正計上
      目標未達ペナルティを明らかに
      目標超過地域は「合意書」締結
      地域協議会の役割を明確化


     
最終回