2009年11月25日号
   
 

  

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焦点「ホヤ」「クラゲ」で漁業被害深刻
北海道の噴火湾を中心に、養殖ホタテに「ザラボヤ」が大量に付着して漁獲量が大幅に減少している。ザラボヤはホヤの一種だが、食用には向かない。噴火湾は道内のホタテ生産量の3分の1を占める重要な漁場だが、大量にザラボヤが付着したホタテは成長が妨げられ、またその重みで漁具が破壊されるなど被害は甚大だ。道は国に対し「有害生物漁業被害防止総合対策事業」の適用を求めた。これを受け、農水省は10月27日、同対策事業にザラボヤを追加し、調査や駆除、除去機器類の整備など総合的な被害対策に1億円を計上した。一方で、エチゼンクラゲも4年前に匹敵する規模で大量発生し、各地で多くの漁業被害が出ている。


農林抄「米粉パンは地域自立の要」
農林抄一覧
お米の勉強会代表 村山日南子
<書き出し> 私どもの会が米粉パンに取り組み始めたのは02年5月(近畿米粉食品普及推進協議会が発足したのが02年6月)。現在の米粉パン普及の立役者である「パン工房青い麦」の福盛幸一さんから、地産地消に対する熱き思いをお聞きし、私どもの会の目的とぴったりだったからである。以来事あるごとにパン作り教室や、イベントへの出展を重ねてきた。最近では米粉に国産大麦粉と桑の葉茶をプラスして栄養バランスを高め、中におかずを包み込んだ各種の米粉お焼きを提案している。簡単に食べることができる、「ご飯とおかず」である。新型インフルの大流行に備えて3週間分の備蓄食の必要性を農水省は呼びかけているが、免疫力を高めるバランスのとれた食事が日常以上に必要である。私どもがレシピつきで提案している、このおかず入り米粉と大麦粉のお焼きは家庭でも作ることができ、多く作って冷凍もできる。このお焼き2個とお汁と野菜があれば、一日三食の内の1食分のバランスのとれた栄養価を簡単に摂ることができる優れものである。・・・


解説&論評 行政刷新会議「事業仕分け」第1弾が終了
政策
「耕作放棄地再生事業が“見送り”」
・教科書は「論点等説明ペーパー」
・農道整備率偽装≠指摘
・集落排水「自治体」、灌漑「削減」
・耕作放棄地再生事業見直せ
・水利施設積立普及は「廃止」
・海外農業.接投資は継続せよ
・財源伴わず地方自治圧迫≠ゥ
読み切り


トピックス「農を基盤とした地域の活性化」<下>
政策
「農を基盤とする経済循環システムの構築」
東京農業大学名誉教授 小泉武夫
・料理のプロ注目の直接販売
・心のケアでまちこし
・若者のパワーでまちおこし
・21世紀は「発酵の時代」
おわり


連載「日本のふるさと野菜(日本種苗協会)」<3>
野菜・果樹
・ギネスブックに載った桜島大根
・6次産業化の草分け花ラッキョウ
つづく


解説「農林水産10年度税制改正要望」
政策
・期限切れ税制の要望は「半減」に
・財源なくして減税なし
・延長要望は効果高いものに限定
・「温暖化対策税」創設を要望
・暫定税率廃止と代替で負担増

農林水産省版
修復データーのため、農林水産省版は掲載しておりません。本誌をご覧ください