2003年9月5日号
 

  

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農林抄 (論説/遺伝子組換え大豆栽培をめぐる対立<1>)
 
   「日本農業の未来を見つめて」
       バイオ作物懇話会代表 長友勝利
 
 21世紀を迎えた世界的な人口増加による食料不足や環境汚染などの問題を解決するため、バイオ技術による農業発展は不可欠であり、後継者不足による生産者の減少、食料自給率の低下によって、輸入農産物に頼らなければならなくなった日本農業の衰退の中でバイオテクノロジー、遺伝子組換え技術は欠くことのできに娃要素と私たちは考えています。遺伝子組換え作物の商業栽培が始まって7年、世界で昨年は5870万ヘクタールが栽培されていることから、私たちは実際に試験栽培を通して、この技術が日本の農業に必要かどうかを判断したいと考え栽培、勉強会などの活動を行なっております。・・・



特 集 「構造改革特区は農業・農村の起爆剤となるか」<4> 季刊特集
 
   「広島中部台地地区における企業的農業経営体の創出をめざして」<1>
        〜「広島中部台地農業構造改革特区」構想〜
       広島県世羅町役場産業振興課課長補佐 岡 正博
 
      地勢と歴史
      農地開発事業を中心とした地域農業の概要
      悲惨な開発団地の農業経営
      広島中部台地農外企業参入特区構想
 
     つづく
 
   「『森林クラスター特区』構想と森林を核とした地域経済の活性化」
       北海道水産林務部企画調整課林務企画グループ主査 奥村日出雄
 
      「森林クラスター特区」構想とは
      特区における規制緩和の内容
      提案に対する国の対応状況
      民有林と国有林が協調した森林整備に向けて
      おわりに
 
     読み切り
 
歴史探求 「農林漁業史発掘」  米・麦・大豆関連
 
   「水田稲作開始は3000年前に遡る」
        〜縄文・弥生編年体系を再構築〜
       週刊農林編集部
 
      縄文農耕は約5500年前
      世界最古の縄文土器はシベリア起源
      付表・炭素14年代の較正による縄文・弥生時代の年代測定
 
     読み切り
 

農林水産トップニュース

 
 総 合
    カスティーヨWTO一般理事会議長がカンクン閣僚文書案二次案。一般理事会では同案に不満続出で合意できず(8/26〜27)
 食品・安全
    食品の表示に関する共同会議が加工食品の原料原産地表示対象品を拡大の考え示す。加工地強調表示も規制へ(8/6)
 米麦・水田
    農水省が米国の需給と価格の安定に関する基本指針を策定。04年産米生産目標は16万トン減の838万トン(8/11)
 
畑作・果樹
    都道府県防除基準が31県で1585件の誤記載が判明。農水省が対応へ農薬コーナーHPを改編(8/20)
 畜 産
    都府県生乳供給量予測を下方修正。冷夏の影響で9月移入量を3000トン下方の7万3000トン
 金融・農協
    JAバンクが格付対象JA早期解消を強化するため基本方針を改正、経営改善期間を短縮し、未達成は格下げ
 構造・農村
    長野県治水・利水対策推進本部が脱ダム宣言実現第一弾として浅川・砥川流域の治水対策まとめる
 
林 野
    農水省が木材利用拡大で行動計画まとめる。補助事業対象施設は木造率100%めざす(8/20)
 
水 産
    世界のマグロ延縄漁業国が一堂に会し世界会議ひらく。延縄など米国の反漁業キャンペーン対抗へ共同戦線(8/27)