〔週刊農林25年7月15日号〕食料・農業・農村基本計画の論評8、食料・農業・農村白書



2025年7月15日号
 


 

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 焦 点 マフ塾「値段のないスーパー」
 
 農林水産省はこども霞が関見学デーの一環として、6月27日に特設ウェブサイト「マフ塾2025」を公開した。また、遊んで、体験して、食や農林水産業を学ぶ会場プログラムを8月6〜7日に開催する(一部事前予約)。オンラインプログラムでは、同省が検討している合理的な価格形成を、分かりやすく学び、そして自ら考えるコンテンツ「「みんなにとってフェアな値段」はいくらかな?」を開設した。値段のないスーパーで、食べ物を作る人や売る人のことを考えながら値付けを体験するもので、最終的には普段売られている値段と比べてみる。この夏に、みんなが笑顔になれるような食べ物の値段≠ノついて、親子で話し合ってみては。
 
 農林抄(論説)    著者リスト
 
   ASIAGAP終了とJGAP一本化〈1〉
       一般社団法人日本GAP協会
 
 
 ASIAGAP認証農場および関係者に、2028年でのASIAGAPの終了とJGAPへの一本化についてお知らせします。これは、今後のGAP普及の取り組みをJGAPに集中することにより、GAP普及の一層の加速化を図ることが目的です。・・・続きは本誌で
 
 特集 食料・農業・農村基本計画を論評する〈8〉   (季刊特集著者リスト
 
   基本計画の論点〈3〉
     ―水田政策の行方―
       東京大学大学院農学生命科学研究科教授 安藤光義
 
      食料安全保障は海外要因から国内要因へ
      水田政策の根本的な見直し―水活の廃止―
      水活を廃止して生産調整は成り立つのか
      水活廃止は大規模水田作経営に甚大な打撃
      米の供給力は本当に大丈夫か
      農業構造の展望の見直しが必要か
      中山間地域の水田の行方―中山間直支改悪の懸念―

     
おわり
 
 2024年度 食料・農業・農村白書
 
   かつてない厳しさを国民に周知
 
    〔7POINT解説〕
      「適正」と「合理的」の狭間
      国民への理解醸成の難しさ
      合理的価格と付加価値の関係性
      スマート農業技術への思慮
      スマート農業普及へのキーマン
      女性が活躍する農業・農村
      農村男性は依然として
 
 地方創生2.0基本構想を策定
 
   「令和の日本列島改造」を推進
 
      地域の潜在能力を最大限発揮
      付加価値創出型の新しい地方経済
      農林水産業の未来を創る
      地方移住・二地域居住策を強化
      地方創生2・0施策集を作成
 
 ソーラーシェアリングで農業を再生〈2〉
 
   「匝瑳モデル」成功の3要因
 
      農業優先のパネル躯体構造
      水田メタンを50%以上削減

     
つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 農水省が食と農をつなぐ取組みを表彰する「食と農をつなぐアワード」創設

 〔畜 産〕 農水省検討会が家畜遺伝資源の不正競争防止で譲渡契約実施率100%求める

 〔米麦・食品〕 政府が車両系ロボット農機の公道走行を認める規制改革実施計画を策定

 〔畑作・果樹〕 農水省が加工品の先使用規定等を見直すGI制度の施行規則改正案を示す

 〔林 野〕 住木センターが準耐火造の小規模木造高齢者福祉施設のモデル設計に着手

 〔水 産〕 水産研究・教育機構らがシラスウナギ飼育コストを大幅削減する大型水槽を開発