〔週刊農林24年9月5日号〕国民一人一人に食料を届ける〈3〉、食育白書



2024年9月5日号
 


 

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 焦 点 物価高で野菜の選び方が変化
 
 
 タキイ種苗が実施した24年度「野菜と家庭菜園に関する調査」で、野菜を選ぶときに重視するのは「鮮度」より「価格」に消費者の意識が変化していることが明らかになった。22年度の調査では、野菜を食べる際や購入する際に重視するポイントは、「新鮮であること」が69・8%、「価格の安さ」は59・8%と10?の差があった。これが23年度調査では「新鮮であること」が64・8%に低下、一方の「価格の安さ」は62・7%と3?アップし、首位に迫る勢いだった。24年度調査では、「価格の安さ」が65・0%、「新鮮であること」は61・0%となり、ついに逆転した。「子育て世代と高齢者において、野菜を含めた物価高騰の影響が大きい」という。
 
 農林抄(論説)    著者リスト
 
   新・海洋生態系捕鯨検討委員会の中間提言〈1〉
       新・海洋生態系捕鯨検討委員会委員長 小松正之
 
 
 ナガスクジラをめぐる不透明 我が国の捕鯨は2018年12月の国際捕鯨取締条約からの脱退後、国際社会の目から隠れ、日本の200海里内の狭い範囲で少規模捕鯨を実施している。捕鯨売上げが19億円で、その捕鯨を支えるために補助金50億円が使われる。水産庁は、7月、鯨類資源の専門家不在の水産政策審議会に必要十分な情報提供せず、ナガスクジラ59頭の総漁捕獲枠(TAC)設定を諮った。科学的根拠もぜい弱で透明性に欠けた。・・・続きは本誌で
 
 特集 国民一人一人に食料を届ける〈3〉     (季刊特集著者リスト
       〜食料品アクセス問題への助言〜 
 
   食料品アクセス・フードデザート問題とは何か?〈1〉
       茨城キリスト教大学文学部文化交流学科教授 岩間信之
 
      食料安全保障と食料品アクセス問題
      海外におけるフードデザート問題
      フードデザート問題の本質と定義

     
つづく
 
 解説 2023年度「食育白書」
 
   食育への国民理解は進んだか
 
     〔4POINT解説〕

      食育と農林漁業体験の意義
      子供の食生活習慣づくり
      高齢者の食育問題
      食育はお金がかかる?
 
 23年度 食料自給率と食料自給力指標〈1〉
 
   生産額ベース自給率が60%台復活
 
      食料自給率目標を含め見直し
      カロリーベース自給率は変わらず
      食料国産率にみる畜産の危機
      国産単価上昇も自給率上昇に寄与

     
つづく
 
 合理的な費用を考慮した価格形成
 
   コスト指標による価格形成
 
      コスト指標の作成方法を提示
      方向性示すも意見一致みられず
 
 能登半島地震による漁業地域復旧・復興技術
 
   地盤が隆起した漁港を復旧する
 
      隆起漁港の復旧工法と施工方法
      現場の条件等に適した施工方法を選択
 
 「農福連携等推進ビジョン」を改訂〈3〉
 
   従来の関係性を超え、共に協働
 
      ユニバーサル農園で絆広げる
      地域協議会が中心となって推進

     
おわり
 
 農林水産トップニュース
 
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