|
焦 点 冷静なコメ購買行動を
|
|
|
農林水産省がまとめた6月末時点のコメ民間在庫量が156万dとなり、1999年に現行の統計方式を採用して以降で最低となった。坂本農相は8月2日の閣議後会見で、「年間の需要量に対する民間在庫量の比率は22・2%となっており、これは2011年や2012年の同時期とほぼ同水準であることから、新米の出回りまでに必要な在庫水準は確保されている」と述べ、現時点で主食用米の需給はひっ迫状況にはないとの認識を示した。そのうえで、「8月には新米が出回り始め、9月からは主産地の出荷も始まる。消費者におかれましては、安心していただき、普段どおりにお米をお買い求めいただきたい」と、冷静な購買行動を求めた。 |
|
|
|
農林抄(論説) 著者リスト
|
|
バター低関税輸入枠追加に緊急提言 |
日本農業法人協会・北海道農業法人協会会長 |
|
|
6月26日に開催された「乳製品需給等情報交換会議」において、令和6年度のバター及び脱脂粉乳等の国家貿易による輸入枠数量の検証がなされ、国は、同日、カレントアクセス(生乳換算約13万7000トン)を超える、バターの輸入枠数量4000トンの追加を決定した。一方、国は、令和2年3月に策定した「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」において、酪農の生産基盤をより一層強化することを同基本方針の第1の柱としている。・・・続きは本誌で |
|
|
|
特集 国民一人一人に食料を届ける〈2〉 (季刊特集/著者リスト)
〜食料品アクセス問題への助言〜
|
|
食行動の視点からみる高齢者の食料品調達に関する研究動向〈1〉 |
農水省農林水産政策研究所食料領域研究員 玉木志穂 |
|
食料品店舗到達後の課題
「商品選択」に関する研究蓄積が少ない
食行動の概念
アクセス困難者は炭水化物に偏った食生活
つづく |
|
食料品アクセス問題の対策としての移動販売車の可能性〈1〉 |
―自治体の取組状況からの考察― |
農水省農林水産政策研究所食料領域研究員 丸山優樹
農水省新事業・食品産業部食品流通課商業係 丸山正睦 |
|
「食品アクセス問題に関する全国市町村アンケート調査」に基づく整理
移動販売車の導入状況
移動販売車に関する事例分析
嘆願書に基づく頻出語分析
つづく |
|
米需給動向と米の基本指針・作付意向
|
|
加工原材料用向けに備蓄米放出 |
|
6月民間在庫が過去最低
深掘りと猛暑で生産見通し狂う
米価高騰も需要堅調な理由
需要下げ止まり判断に慎重姿勢
来年度以降の備蓄米放出ルール
2024年産米等の水田における作付意向(6月末時点) |
|
米生産の将来を予測する
|
|
需要量を国産で賄えない時代が来る |
|
地球温暖化で白未熟粒が増加
前年同期比60kg2000円高
2040年需要は20年比4割減
高温+高CO2で悪影響加速
現行の米政策は消費者のためになるか |
|
「農福連携等推進ビジョン」を改訂〈2〉
|
|
農福連携を通じた地域共生社会 |
|
農福連携推進へ解決すべき課題
農福連携の認知度を向上
点的取組みから地域へ広がり
働きやすい環境を整備
つづく |
|
農林水産トップニュース
|
|
〔経営・構造〕 農水省の農業労働環境分析で販売金額が高いほど満足度上昇が明らかに
〔畜 産〕 Jミルクが24年度生乳生産量を0・3%下方修正し、0・9%増に見直し
〔米麦・食品〕 政府が循環型社会形成推進基本計画を改定し、循環経済移行を国家戦略に
〔畑作・果樹〕 日本特産農産物協会がまとめた23年産普通大豆の平均落札価格が6年ぶり8千円台
〔林 野〕 林野庁が非住宅分野における木材利用の一層の促進を関連団体に通知
〔水 産〕 水産研究・教育機構がサンマ漁況厳しく体重も小、マアジは前年を上回る海域多いと予測 |
|
|