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焦 点 コップ1杯の水から生態系を可視化
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龍谷大学は2月6日、内水面漁協と釣り人を便利にするアプリケーションサービスを展開するフィッシュパス社と共同で、同大学が開発した川に棲む魚を特定できる「環境DNA分析」の技術を応用し、川の各地点の生物相をスマートフォンに表示するアプリケーションの開発に乗り出すと発表した。川の水には、水域に生息する魚類等が放出した、粘液や排泄物由来のDNAが含まれている。コップ1杯分の水を採取し、PCR法で増幅して遺伝子配列を読み解くことで、水域にどんな生き物が、どのくらい棲息しているかが特定できる。解析結果をスマートフォンの地図上に示すアプリケーションを2025年までに実用化する。 |
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農林抄(論説) 著者リスト
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もう一歩進めたい!ポストコロナの地域観光戦略〈2〉 |
大阪観光大学名誉教授/元・桜美林大学教授 鈴木 勝 |
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地域版「戦略的DMC」 訪日客は「FIT(個人旅行)化」が急速に進む。趣向も「都会派」から「自然・地域・滞在」へ進み、SIT(目的特化の旅行)が増え、リピーターや富裕層から種々の要望が出る。地域でMICE(国際会議など)も多くなる。CSを高めるにはマーケティングに秀で、地域を熟知した組織や人材が必須だ。今後、訪日客を扱う「地域旅行業」の増加に期待したい。・・・続きは本誌で |
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特集 持続可能な農業農村インフラを実現する〈5〉 (季刊特集/著者リスト)
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農業農村インフラの価値と未来を考える〈2〉 |
―農業分野以外との共存と競合― |
九州大学大学院農学研究院助教 谷口智之 |
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農業に悪影響を与えない他目的使用
農地が治水対策の一端を担う
土地資源や水資源の他分野との共存・競合
事業に対する国民の価値観は時間とともに変化する
つづく |
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農地の総量確保と農地法改正
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ゾーニングへの国の関与を強化 |
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適格法人の議決権要件を緩和
地域計画内の転用規制を強化
農水省研究会は改正点を具体化
・農地の総量確保
・農地の適正利用に向けた措置
・農地所有適格法人の議決権要件の特例における懸念払拭措置 |
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農地所有適格法人議決権見直しの背景
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経営基盤脆弱で、倒産しやすい |
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議決権比率が増資の足枷に
他産業の出資を受ける法人が増加 |
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食料・農業・農村基本法改正の方向性〈3〉
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農村問題は国民が共有すべき |
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農村の「しごとづくり」を強化
農村のインフラを維持する
農村人口の減少加速を食い止める
鳥獣被害対策を基本法に位置づけ
おわり |
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農山漁村地域への誘客〈4〉
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いつも、いつまでも楽しめる |
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「なぜ『農泊』なのか?」
繰り返し来ても楽しめる
宿泊者を増加させる3つの視座
・新規来訪者の獲得
・来訪1回あたり平均泊数の延長
・来訪者のリピーター化
自ら立ち上がり農泊地域づくり
おわり |
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農林水産関係予算の主な事業〈4〉
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〔農業の持続的発展〕
農林水産研究の推進/農業関係試験研究国立研究開発法人の機能強化/スタートアップへの総合的支援/農業支援サービス事業育成対策/家畜衛生等総合対策/消費・安全対策交付金/「予防・予察」に重点を置いた総合防除の推進
〔農村の振興(農村の活性化)〕
農山漁村発イノベーション対策/農山漁村発イノベーション推進・整備事業(農泊推進型) |
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つづく |
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農林水産トップニュース
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〔経営・構造〕 政府が技能実習制度を発展的に解消し、育成就労制度の創設を決定
〔畜 産〕 日本A2ミルク協会が認証制度の構築に向けて委員会を設立
〔米麦・食品〕 農水省がスギ花粉症米実現へ課題整理。植物工場で年間3〜4回収穫
〔畑作・果樹〕 23年農業生産資材価格指数(20年=100)が121・3、前年比4・0%増
〔林 野〕 林野庁が中央需給情報連絡協議会ひらき、全地区で需要低迷が明らかに
〔水 産〕 24年度スルメイカTACが資源回復強化で5万200トンを国の保留に |
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