〔週刊農林23年11月5日号〕農業マーケティングの新機軸〈8〉、食料・農林水産緊急対応パッケージ



2023年11月5日号
 


 

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 焦 点 国消国産に秀逸な川柳揃う
 
 全国農業協同組合中央会は10月13日、国産の農畜産物の魅力や日本農業への想いをつづった「私たちの『国消国産』川柳コンテスト」の受賞作を決定した。乃木坂46メンバーも特別審査員として参加し、応募総数1万9230句の中から選賞した。〔大賞〕【一般の部】国産に エールを送り カゴに入れ(作者・山うさぎ)【中・高生の部】「日本産」 それも料理の 隠し味(S・A)【小学生の部】じいちゃんと いつかいっしょに 米づくり(みっぴー)〔乃木坂46賞〕【特別賞】▼わんぱくな 子の源は 日本産(いそのっぺ)▼和産品 旬を感じる おもてなし(おもてなし)▼ロボットで のう家をすくう ぼくのゆめ(あっくん)
 
 農林抄(論説)    著者リスト
 
   フードテックがもたらす食と農の問題点〈3〉
       食政策センター・ビジョン21主宰 安田節子
 
 
 米国政府は投資家たちが求める新たな投資先として知財で独占的に儲けられる技術革新(イノベーション)産業を推進、支援している。日本は米国に追随し、みどりの食料システム戦略に「イノベーション」を掲げた。農業イノベーション=フードテックは代替タンパクに加え、AIやバイオテクノロジーを活用した品種開発、ロボット、情報通信技術などの先端技術の活用を指す。広くは陸上養殖、植物工場、AI搭載による無人農場なども含む。これらは農家が企業に依存せざるを得ない、企業のための技術だ。・・・続きは本誌で
 
     おわり
 
 特集 農業マーケティングの新機軸〈8〉   (季刊特集著者リスト
 
   農産物の高付加価値販売戦略〈2〉
       農業総合研究所代表取締役会長CEO 及川智正
 
      「農家の直売所」と「産直卸」
      農産物の価値を高めるための取り組み
      生産者が効率的に農業に取り組むための支援
      異業種との連携

     
おわり
 
   農産物マーケティングにおけるEコマースの実態と可能性〈3〉
       名古屋大学大学院生命農学研究科教授 徳田博美
 
      Eコマースでのマーケティング戦略
      通信販売で最も重要な課題
      ECサイトごとの特性を理解する
      農業生産や地域に関する様々な情報を発信する

     
おわり
 
  食料・農業・農村基本法の見直しへの提言
   日本の食料安全保障を危うくする
       法人制度・規制改革学会有志
 
      国内生産の増大は米減反政策の廃止で
      構造改革で明るい農村を
      適正な価格形成≠ナはなく直接支払いを
      農地資源確保のための確固たるゾーニング、農地法廃止を
      ゲノム編集と食料安全保障
 
  食料安定供給・基盤強化緊急対応パッケージ
 
   水活交付金の更なる見直し迫る
 
      財政上の持続可能性求める
      セーフティネットの構造に懐疑
 
  農林水産予算概算要求の主な事業〈5〉
 
 
〔農村の振興(農村の活性化)〕
農山漁村振興交付金/農山漁村発イノベーション対策/農山漁村発イノベーション推進・整備事業(農泊推進型)/農山漁村発イノベーション推進・整備事業(農福連携型)/中山間地農業推進対策/農村RMO形成推進事業
 
     つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 財務省が担い手対策は親元就農や零細自営農家よりも法人経営体優先求める

 〔畜 産〕 農研機構が22年シーズンの国内の高病原性鳥インフル原因ウイルスは18種類

 〔米麦・食品〕 住友商事らがもみ殻由来のバイオ燃料とバイオケミカルを製造する実証

 〔畑作・果樹〕 鹿児島県がサツマイモ基腐病を長期抑制する薬剤体系防除技術を確立

 〔林 野〕 会計検査院が森林環境保全整備事業による防護柵の3分の1が破損状態

 〔水 産〕 みなみまぐろ保存委員会年次会合がミナミマグロの総漁獲可能量17%増枠