|
焦 点 諫早湾干拓事業訴訟が事実上決着
|
|
諌早湾干拓事業を巡り、国が開門を強制しないよう求めていた請求異議訴訟で、最高裁判所は3月2日、漁業者側の上告を退けた。これにより、開門の強制執行を「許さない」との判断を示した、22年3月の福岡高等裁判所の判決が確定した。潮受け堤防の開門と非開門でねじれていた司法判断が「非開門」で統一されたことになるが、野村農相は「請求異議訴訟の相手方当事者でもある方々が、今回の最高裁の決定に対して、割り切れない思いを抱えておられることは十分に理解できる」と漁業関係者をおもんぱかったうえで、「早期の実現を願う思いは同じ」と有明海の未来を見据えて共に協力し、取組んでいきたいとの姿勢を示した。 |
|
|
農林抄(論説) 著者リスト
|
|
メガソーラーによる環境被害を防止〈3〉 |
日本弁護士連合会 |
|
|
近年、ほとんどが保安林指定されている国有林を貸し付ける大規模風力発電事業の計画が北海道や東北で次々と公表されている。しかし、保安林は、水源のかん養、土砂の流出の防備、土砂の崩壊の防備等の森林の公益的機能を保全するために指定され、形質変更が規制されている場所であり、たとえ再生可能エネルギー開発の目的であっても、保安林指定は軽々に解除されるべきではない。・・・続きは本誌で |
|
|
|
特集 食料・農業・農村基本法改正への提言〈7〉 (季刊特集/著者リスト)
|
農業政策見直しの論点〈3〉 |
東京大学大学院農学生命科学研究科教授 安藤光義 |
|
地域資源管理に偏った農村政策
地域資源管理とは異なる農村政策検討の必要性
集落の弱体化にどう立ち向かうか
多面的機能自体の政策構築の必要性
土地利用に関する政策領域の拡大
おわり |
|
農林業センサス「農業集落調査」を了承
|
|
研究会委員は最後まで不満示す |
|
総務省提出へのタイムリミット
予定を超える研究会開催数
郵送調査方式に不安
公的統計の理念に合致したか |
|
土地改良事業計画設計基準「農道」を改定
|
|
農機のスマート、大型化に対応 |
|
ターン農道の取扱いを整理
災害被害防止機能を向上する |
|
合法伐採木材の流通・利用を厳格化する
|
|
木材関連事業者に合法性確認義務 |
|
登録事業者数が鈍化顕著
素材生産者に情報提供義務付け |
|
地域計画策定マニュアルを作成〈4〉
|
|
協議不十分なまま策定しない |
|
協議がまとまらない場合の対応
地域計画は実行することが大切
おわり |
|
みどり戦略を実現する品種育成方針〈4〉
|
|
スマート育種基盤が求める人材 |
|
育種家が備えるべき知識は高度化
知的財産の保護を強化する
つづく |
|
農林水産関係予算の主な事業〈6〉
|
|
|
〔農山漁村の活性化〕
農山漁村発イノベーション対策/農山漁村発イノベーション推進・整備事業(農泊推進型)/農山漁村発イノベーション推進・整備事業(農福連携型)/情報通信環境整備対策/都市農業機能発揮対策/鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進/特殊自然災害対策施設緊急整備事業/中山間地農業ルネッサンス事業〈一部公共〉
〔森林・林業・木材産業グリーン成長〕
林業・木材産業循環成長対策/「新しい林業」に向けた林業経営育成対策 |
|
|
|
つづく |
|
農林水産トップニュース
|
|
〔経営・構造〕 「水稲栽培による中干し期間の延長」がJ―クレジット制度方法論に承認
〔畜 産〕 2月鶏卵卸売価格が87%高。殺処分数が1500万羽超える
〔米麦・食品〕 農研機構が田んぼダム用器具の効果やその特徴をタイプ別に整理
〔畑作・果樹〕 下水汚泥資源の利用へ、普通肥料の公定規格に「菌体りん酸肥料」追加
〔林 野〕 森林総研がシカを減らすにはメスの捕獲が効果的。メス捕獲インセンティブ提起
〔水 産〕 水産庁が養殖業における優良系統の保護の在り方を示すガイドライン案 |
|
|