〔週刊農林23年1月15日号〕食料・農業・農村基本法改正への提言〈2〉、畜産物価格・関連対策



2023年1月15日号
 


 

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 焦 点 タキイ種苗が22年野菜を総括
 
 タキイ種苗がまとめた22年の野菜総括によると、行動制限緩和後もコロナ禍以前よりも「自宅での野菜の摂取量」が増加傾向にある一方で、野菜摂取量が減った人が1割弱いる。その理由は、「飽きてしまった」「外食が増加した」「調理疲れ」がトップ3となった。他方、野菜の値上がりを実感した人が、前年調査よりも10・7ポイント増加し、78・8%と過去最高となった。購買調査では、玉ネギは「いつも買う」「値段が高くても買う」項目でトップとなったが、例年に比べて最も購入量が減った野菜でもあった。同社では、「野菜に掛かる支出の総額をセーブしたい購買行動を玉ネギが代弁してくれているかのような結果となった」と分析する。
 
 農林抄(論説)    著者リスト
 
   日本の漁業・水産業の再興提言〈2〉
       日本経済調査協議会第3次水産業改革委員会委員長・主査 小松正之
 
 
  提言3:(漁業権を許可制へ、物権を営業権としての位置へ) 共同漁業権、定置漁業権と区画漁業権の漁業権制度は順次廃止し、沿岸漁業・定置漁業・養殖業は許可制へ移行するものとする。民法の土地に関する規定を準用する漁業権の「物権」(漁業法第77条)としての取り扱いについては、基本的に「営業権」との認識を基礎に今後さらに検討を行うことにしている。・・・続きは本誌で
 
 特集 食料・農業・農村基本法改正への提言〈2〉   (季刊特集著者リスト
   基本法に求められるもの〈1〉
      ―5兆円の農業振興予算の根拠法にできるか―
       東京大学大学院農学生命科学研究科教授 鈴木宣弘
 
      深刻化する食料・農業危機から示唆される農業政策のポイント
      輸入が途絶しても国内生産で国民に食料供給できる体制の確立
      今後の農業政策検討に追加されるべき議論
      食料需給の最終調整弁は政府の役割


     
つづく
 
   新しい「小農化」による日本農業のレジリエンス〈1〉
       CRC合同会社(地域再生診療所)代表 井上弘司
 
      食糧安保は国の最大防衛である
      スマート農業やDXは農村を救えない
      小農を計画の核に据える


     
つづく
 
  2023年度 畜産物価格・関連対策
 
   加工原料乳補給金を43銭引上げ
 
      北海道酪農の流通飼料費11%増
      黒毛和種の保証基準価格引上げ
      21年度生産費調査
      主な関連対策(新規・拡充)
        ・配合飼料価格安定制度のつなぎ拠出金の準備
        ・酪農経営支援総合対策事業〔拡充〕
        ・肉用牛経営安定対策の補完事業〔拡充〕
        ・養豚経営安定対策補完事業〔組替・拡充〕
        ・緊急対策
 
  5兆円輸出目標に向けた更なる取組強化
 
   フラッグシップ輸出産地を形成
 
      都道府県版GFPを組織化
      輸出産地形成へプロジェクト事業
      海外貿易規制強化に適宜対応
      ジャパンブランドで輸出攻勢
 
  多面的機能支払交付金の中間評価〈4〉
 
   農業用施設維持への期待高まる
 
      日頃の活動が被害軽減に効果
      地域コミュニティが活発化


     
つづく
 
  病害虫による重大な損害発生を迅速に防ぐ
 
   緊急防除実施基準案を策定
 
      事前周知期間を30日間から10日間に短縮
      アリモドキゾウムシで対策会議
 
 農林水産トップニュース
 
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