〔週刊農林22年10月15日号〕農協・農業委員会の女性役員登用を考察7、緑茶をグランドデザインする



2022年10月25日号
 


 

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 焦 点 木質燃焼灰を肥料化
 
 農林水産省が発表した8月の肥料物価指数(20年=100)が144・5となり、前年同月比で38・4%アップするなど、肥料高騰が収まらない。こうした中、建設機械メーカー大手のコマツが、石川県農林総合研究センター、朝日アグリアと共同で、バイオマスボイラの木質燃焼灰の肥料化に成功した。同社では、未利用間伐材等から生成した木材チップを燃料とする地産地消型バイオマスボイラを運用しているが、年間約20dの木質燃焼灰が発生している。開発した肥料は、カリウムなどの肥料有効成分が適量含まれており、栽培試験では従来肥料と差異がない。改正肥料法の副産肥料として登録され、23年度よりJA等を通じた販売を目指す。
 農林抄(論説)    著者リスト
 
   22年産米めぐる米穀流通の苦境〈2〉
       全国米穀販売事業共済協同組合
 
 令和4年産米価格の上昇が明らかになってきました。加えて流通諸経費の高騰もとどまることを知りません。この機に改めて原料代や流通諸経費の高騰の現状を調査いたしました。・・・続きは本誌で
 
 特集 農協・農業委員会の女性役員登用を考察する〈7〉   (季刊特集著者リスト
 
   農業委員会における女性参画の推進について
       全国農業委員会女性協議会
 
      はじめに
      農業委員会における女性参画の目標と現状
      女性参画に向けた課題とその課題解決に向けて
      男女共同で登用促進を
 
   農業・農村における男女共同参画〈2〉
      ―女性の役員登用をめぐって―
       福島大学人文社会学群行政政策学類教授 岩崎由美子
 
      農山漁村の男女共同参画を進める体制づくり
      ダブル・バインドを乗り越える


     
つづく
 
  新たなバイオマス活用推進基本計画と検証〈3〉
 
   家畜排せつ物利用量500万d増加
 
      利用率向上へ新たな活用推進
      バイオマスの利用順位を考える
      農作物非食用部は45%に引上げ
      市町村計画策定見直しの肝要
      家畜排せつ物・食品廃棄物は新たな利用の方向性示す
      脱炭素へ新技術開発を促進


     
おわり
 
  需要向上へ緑茶をグランドデザインする
 
   データ活用で茶の消費量増やす
 
      毎日お茶のある暮らし
      消費者が求める4つの飲用目的
 
 農林水産予算概算要求の主な事業〈5〉
 
 
〔食の安全と消費者の信頼確保〕
家畜衛生等総合対策/消費・安全対策交付金/「予防・予察」に重点を置いた総合防除の推進

〔農地の効率な利用と人材育成〕
地域計画策定推進緊急対策事業/農地利用効率化等支援交付金/集落営農活性化プロジェクト促進事業/農地中間管理機構を活用した農地の集約化の推進
 
     つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 農林水産省がまとめた21年の新規雇用就農者が過去最多となった

 〔畜 産〕 農水省が畜舎特例法にふん尿排水処理施設、保管庫を追加する考え示す

 〔米麦・食品〕 22年産主食用米の9月25日現在における作況指数を100の「平年並み」
          22年産の水田における作付状況(9月15日時点)および作況指数・予想収穫量(9月25日時点)

 〔畑作・果樹〕 農水省が砂糖調整基準価格を据え置き、さとうきび原料交付単価を引下げ

 〔林 野〕 政府のCLT活用促進連絡会議が新ロードマップ見直し、標準的な木造化モデルを作成

 〔水 産〕 水産研究・教育機構がマダイ養殖で配合飼料の魚粉を昆虫粉に代替しても影響なし