〔週刊農林22年9月25日号〕農協・農業委員会の女性役員登用を考察4、物価対策/基本法見直し
2022年9月25日号
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焦 点 生理の痛みに魚の効果?
東北大学大学院らの研究グループは、魚食が生理の痛みを軽減することを明らかにした。魚に含まれるDHAやEPAに、炎症性の痛みの原因となるプロスタグランジンの作用を減少させる効果があることに注目。「月経痛の主な原因にプロスタグランジンの過剰分泌による子宮の過剰収縮や子宮口が狭いことが挙げられる」。そこで、魚の摂取頻度と月経困難症(月経痛)との関連を出産後1・5年時点で調査した結果、魚の摂取頻度が週1回以上であると中等度以上の月経痛を有するリスクが有意に低かった。魚に含まれるDHAやEPAを始め、豊富に含まれるビタミンDやEなどの栄養素が月経困難症に予防的に働いたと推測する。
農林抄(論説)
著者リスト
生分解性マルチは環境調和型か〈3〉
元國學院大學経済学部教授 久保田裕子
みどりの食料システム基本方針関係の意見募集(7月11日〜8月9日)で農林水産省は、支援対象とする「環境負荷低減事業活動」について、法に記載のある@土づくり、化学肥料・化学農薬の使用削減の取組を一体的に行う事業活動(有機農業含む)、A温室効果ガスの排出の量の削減に資する事業活動のほか、B別途、農林水産大臣が定める事業活動として、「水耕栽培」(かつ化学肥料・農薬を低減)など5項目を告示案として挙げた。・・・続きは本誌で
特集 農協・農業委員会の女性役員登用を考察する〈4〉
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季刊特集
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著者リスト
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農業・農村における男女共同参画〈1〉
―女性の役員登用をめぐって―
福島大学人文社会学群行政政策学類教授 岩崎由美子
はじめに
男女共同参画の必要性─農業委員会を事例に
地域の女性にとって身近な相談相手
地域の女性農業者をつなぐ
つづく
農業委員に女性を登用し地域と農業界を変えよう!〈2〉
京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授 中村貴子
農村住民と農業者
変わる農業委員の役割
女性農業委員のすばらしい「遊び」
今こそ人づくり!
おわり
価格高騰対策と食料・農業・農村基本法見直し
20年ぶりの基本法改正へ動く
緊急パッケージ策定を指示
輸入小麦政府売渡価格を据置き
事業系食品ロスを最小化へ
新農政検討へ4課題を提示
「新しい林業」の実現に大きな期待
林業経営の収益構造を改善する
新しい林業実証経営体が選定
森林崩壊の危機に直面する
「新しい林業」構想の出発点
10地域で新しい林業に挑む
モデル実証の計画内容と実施主体
農林水産予算概算要求の主な事業〈2〉
〔農林水産物・食品の輸出力強化〕
育成者権管理機関支援事業/植物品種等海外流出防止総合対策・推進事業/地理的表示保護・活用総合推進事業/新事業創出・食品産業課題解決に向けた支援/持続可能な食品産業への転換に向けた支援/食品流通拠点整備の推進/食品等流通持続化モデル総合対策事業
つづく
農林水産トップニュース
〔経営・構造〕 特定技能在留資格制度の改善が閣議決定、水産・食品製造の上限見直し
〔畜 産〕 我が国が牛のブルセラ症及び結核の清浄化国に認定
〔米麦・食品〕 利用率を年産出量の80%への拡大めざす新バイオマス計画が閣議決定
〔畑作・果樹〕 肥料価格高騰対策が秋・春肥をまとめて申請可能に
〔林 野〕 滋賀県が児童の森林環境学習感想文を数値化しプログラム効果を測定する方法を開発
〔水 産〕 水産庁が漁業経営改善制度を抜本改正、認定経営体数は0.6%にとどまる