〔週刊農林22年9月15日号〕2023年度農林水産概算要求



2022年9月15日号
 


 

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 焦 点 未来につながるおかいもの
 
 農林水産省は、消費者庁、環境省と連携し、みどりの食料システム戦略に位置づけた「あふの環(わ)2030プロジェクト―食と農林水産業のサステナビリティを考える―」の取組みの一環として、9月17日から27日までの間、サステナウィーク「未来につながるおかいもの」を実施する。サステナウィークとは、サステナブルな消費に向けた「小さな一歩」や、何を買えば良いかのヒントが見つかる11日間と位置づけ、あふの環メンバーがサステナウィーク期間中に様々なイベントを仕掛ける。農水省は「サステナウィークをきっかけに、商品の見た目に表れない、食と農業、林業、水産業の取組みに注目してみてください」と呼びかける。
 
 農林抄(論説)    著者リスト
 
   日有研が2つの意見書を提出〈2〉
       元國學院大學経済学部教授 久保田裕子
 
 日本有機農業研究会は、農林水産省が7月11日から8月9日まで意見募集をしていた、みどりの食料システム法の基本方針(案)と、関連する「環境負荷低減事業活動等」(案)について意見書を提出しました。 KPI2030年目標について 「化学農薬使用量(リスク換算)」は「10%低減」と、2050年目標「50%低減」に比べるとかなり低い。少なくとも「30%低減」にすべきである。・・・続きは本誌で
 
 解説  2023年度農林水産関係予算概算要求   (季刊特集著者リスト
 
   農林水産予算要求2兆6808億円
 
      食料安全保障強化は事項要求に
      公共・非公共の伸び率は横並び
      飼料用米助成要件を見直しへ
      甘味資源生産対策で新規事業
      育成者権管理機関設立に4億円
      グリーン成長を実現へ総合事業
      漁業セーフティーネット11倍
 
   農林水産概算要求POINT
 
       〔生産基盤の強化と経営所得安定対策〕
       〔農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化〕
       〔みどりの食料システム戦略の実現に向けた政策の推進〕
       〔スマート農林水産業、DXの推進〕
       〔食の安全と消費者の信頼確保〕
       〔農地の効率的利用と人材確保・育成、農業農村整備〕
       〔農山漁村の活性化〕
       〔森林・林業・木材産業によるグリーン成長〕
       〔水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化〕
 
 予算概算要求主要施策の解説〈1〉
 
 
〔生産基盤の強化と経営所得安定対策〕
持続的生産強化対策事業/野菜・施設園芸支援対策/果樹支援対策/花き支援対策/茶・薬用作物等支援対策/GAP拡大の推進/水田活用直接支払交付金/水田農業の高収益化の推進〈一部公共〉/麦・大豆収益性・生産性向上プロジェクト/米穀周年供給・需要拡大支援事業/米・粉の需要拡大/強い農業づくり総合支援交付金/持続的畑作生産体系確立事業/甘味資源作物生産支援対策/農業支援サービス事業育成対策/農作業安全の推進/協同農業普及事業交付金/家畜改良の推進等/畜産経営体生産性向上対策/環境負荷軽減に向けた持続的生産支援対策/畜産高品質堆肥生産流通促進支援事業/国産飼料の生産・利用拡大対策/飼料穀物備蓄・流通合理化事業/草地関連基盤整備〈公共〉/家畜・食肉の流通体制の強化/養蜂等振興強化推進/収入保険制度の実施/経営所得安定対策/国民の理解醸成と国産農林水産物の需要拡大の推進/食育の推進と食文化の保護・継承


〔農林水産物・食品の輸出力強化〕
マーケットイン輸出ビジネス拡大支援事業/輸出支援プラットフォーム推進事業/食産業の戦略的海外展開支援事業/グローバル産地づくり推進事業/食品産業の輸出向けHACCP等対応施設の整備/輸出環境整備推進事業

 
     つづく