〔週刊農林22年7月25日号〕フードバリューチェーン構築の鍵8/食育白書



2022年7月25日号
 


 

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 焦 点 食による健康長寿社会を実現
 
 島津製作所、農研機構は7月7日、食による健康長寿社会の実現を目指す「一般社団法人セルフケアフード協議会」(SCFC)を設立した。SCFCは科学的な成分分析技術を基礎に、国民が自分の健康状態を把握して健康維持に必要な食を選択できる社会システムの構築・提供や、農林水産食品関連産業を振興する。食品・飲料関連企業・研究機関が参画し、食品・飲料に含まれる機能成分の研究成果を健康長寿につながる商品・サービス開発に活用してもらう。7月6日時点で、カゴメ、カルビー、森永乳業、はくばく、北海道情報大学が参画を表明している。今後、協議会内にワーキンググループを設置し、事業を推進する。
 
 農林抄(論説)
 
   みどり法の目的を推進する「主体」は誰か〈2〉
       近畿大学名誉教授 池上甲一
 
 第2回目は、みどり法の目的を達成する上で、中心となる「主体」は誰なのかについて考える。みどり法が食料システムをサスティナブルなものに変えようとするなら、多岐にわたる関係者を包摂しなければならない。同時に、これらの関係者が対等の立場で討議に参加し、合意することなしに、食料システムの変革は期待できない。・・・続きは本誌で
 
 特集 フードバリューチェーン構築の鍵〈8〉   (季刊特集著者リスト
 
   医福食農連携をめぐるバリューチェーンの構築〈5〉
       千葉大学名誉教授 斎藤 修
 
      医福食農連携の特異性と配食サービス
      フードシステムと配食サービスの新展開
      都市と農村の社会システム比較


     
おわり
 
   グローバル・フードバリューチェーン(GFVC)構築のための支援策
       農林水産省輸出・国際局国際地域課課長補佐 速見 基弘
 
      海外展開に際して注意すべきポイント
      農林水産物・食品の輸出拡大を後押しする食産業の海外展開ガイドライン
      海外展開ハンズオン支援(中小企業基盤整備機構)
      輸出支援プラットフォーム


     
おわり
 
 〈解説〉2021年度 食育白書
   もったいないを「我が事」化
 
     【4POINT解説】
      食育を見つめ直す契機に
      環境意識調査の綾
      食品ロスと世界の飢餓
      認証マーク周知がカギ
      付表・第4次食育推進基本計画における目標値と現状値
 
 ウナギ生産技術の最新知見と謎に迫る
 
   養殖ウナギ放流では資源増えない
 
      養殖ウナギは生存競争で天然ウナギに負ける
      ここまできたウナギ生産技術
      生産低コスト化、簡易化に成功
      ウナギ大回遊の謎に迫る
 
 我が国の食料安全保障をめぐる状況と供給リスク〈3〉
 
   関係人材・施設による影響も
 
      大半の品目が「注意すべきリスク」に
      木材は所有者・境界不明の影響


     
つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 日本クルベジ協会「バイオ炭の農地施用」プロジェクトがクレジット認証

 〔畜 産〕 家畜改良事業団の21年度の305日乳量が9830`と過去最高を更新

 〔米麦・食品〕 都立大学らの研究グループが斑点米の発生を助長の仕組み解明

 〔畑作・果樹〕 農水省の調査で有機農業の取組みのきっかけは自発的

 〔林 野〕 林野庁の検討会が太陽光発電林地開発規制規模を0・5f超に引下げ提言

 〔水 産〕 ウナギの国際的資源保護・管理に係る非公式協議が管理措置の強化で一致