〔週刊農林22年7月15日号〕フードバリューチェーン構築の鍵7/水産白書



2022年7月15日号
 


 

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 焦 点 「マフ塾」がスタート
 
 夏休みに食や農林水産業について学べる農林水産省特設Webサイト「マフ塾」(2022)が7月1日にスタートした。今年は8月3〜4日に同省で、@牛乳を配合した“せっけん”を作って日本の食料自給率を考えよう!A「煮干しの解剖」を通して食といのちの繋がりを学ぼう!B和菓子職人への道!五感で楽しむ季節の和食文化C種の秘密を探ろう!D豆アート(お絵描き)に親子で挑戦しよう!EBUZZ MAFFの官僚YouTuberに質問しよう!Fさかなクンのおさかな教室の7つのワークショップを開催する。事前申込制で約100組を7月18日まで募集している。農・林・水を学べる盛りだくさんの企画となっている。
 
 農林抄(論説)
 
   みどり法の理念を問う〈1〉
       近畿大学名誉教授 池上甲一
 
 2022年5月2日に、内閣から上程された「みどりの食料システム法」(以下、みどり法)が公布された。みどり法は短い審議期間と全会一致に見られるように、大きな対立点もなく成立した。それでは、問題はないのか。1回目の論評では同法の理念について検討する。・・・続きは本誌で
 
 特集 フードバリューチェーン構築の鍵〈7〉   (季刊特集著者リスト
 
   小売主導型流通システムとバリューチェーンの構築〈4〉
       千葉大学名誉教授 斎藤 修
 
      小売業におけるチェーン構築
      小売主導型流通システムの特異性
      PB製品開発とバリューチェーン


     
つづく
 
   青果物バリューチェーンの変容と再構築方向〈3〉
      ―21世紀型バリューチェーンの構築方向―
       東京聖栄大学客員教授(常勤) 藤島廣二
 
      「食の外部化」のさらなる進行
      業務用需要者の「4定」需要
      21世紀型青果物バリューチェーンの構築方向


     
おわり
 
 〈解説〉2021年度 水産白書
   新たな生活様式に対応する
 
     【4POINT解説】
      水産物需要の新たな動き
      水産物に求めるニーズ変化
      漁村振興に「海業」期待
      都市出身者を漁業に迎える
 
 新たな水産基本計画がスタート〈3〉
 
   食用魚介類自給率94%の実現性
 
      前計画目標から24ポイント上乗せ
      満額回答でも目標に届くか
      自給率目標達成への課題
      すう勢値を反転させる


     
おわり
 
 我が国の食料安全保障をめぐる状況と供給リスク〈2〉
 
   労働力・後継者不足を評価
 
      「国内生産の増大」へのリスク
      野菜、果実、畜産は「重要なリスク」あり


     
つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 2月1日現在の農業経営体数が97万5100経営体と100万台割れ

 〔畜 産〕 中酪調査で酪農家の9割が経営難、6割が継続難しい

 〔米麦・食品〕 全米販「もう限界が近づいている」コスト高騰反映を

 〔畑作・果樹〕 肥料高騰対策で肥料コスト上昇分7割を補てん

 〔林 野〕 労働力確保促進基本方針変更で労働安全の確保を新設

 〔水 産〕 水産庁が米国海産ほ乳類保護法で説明会、まだ不明点多い