〔週刊農林22年4月25日号〕新しい農村づくりへの挑戦11/「新しい農村政策」最終提言

 

2022年4月25日号
 


 

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 焦 点 シュレッダー古紙で土壌改良資材
 
 大石物産と九州大学の研究チームは、コピー用紙のシュレッダー古紙、工業用水の浄水過程で生まれる浄水ケーキ(土)、規格外の園芸用軽石を原料に、九州大学が発見した有用微生物「トリコデルマ911菌」を添加して、作物の生育促進に効果がある土壌改良資材を開発した。福岡県リサイクル総合研究事業化センターが、共同研究を支援した。シュレッダー古紙や浄水ケーキは主に焼却・埋立処分されてきたが、これらを適正に混合することで、シュレッダー古紙は菌の栄養源として、浄水ケーキは菌のすみかとして機能し、作物育成に効果的な土壌改良資材となった。3月から家庭向けの販売を開始、農業用も発売する予定。
 
 農林抄(論説)
 
   米の現物取引市場の論評〈2〉
     〜〜存在意義を確立できるか?〜
       藤澤流通・マーケティング研究所代表 藤澤研二
 
 今回は、制度設計案の内容を基に創設されるコメ現物市場の内容を想定するとともに、それが現場の取引事業者のニーズに合致したものなのかを考えてみたい。農林水産省の現状の構想では、現物市場は相対取引や既存の現物市場的取引を補完するものとして位置付けられている。というのも、現状の集出荷業者と卸売業者間のコメ取引は相対取引が主流であり、その割合はさらに増加傾向にある。・・・続きは本誌で
 
 特集 人が住み続ける新しい農村づくりへの挑戦〈11〉    (季刊特集著者リスト
 
   共感・協創の農村づくり〈8〉
       CRC合同会社(地域再生診療所)代表 井上弘司
 
      これからは適疎で良い
         ■過疎を嘆くのではなく「適疎」を標榜する
         ■「疎の経済」を回すー「量」から「質」への転換ー
         ■農山村に人を呼び戻すということ
         ■究極の旅は「あなたに会いたい!」


     
おわり
 
 新しい農村政策の構築への最終提言を紐解く〈1〉
 
   中間提言が積み残したもの
 
      両検討会は議論を尽くせたのか
      中間から実質議論は1回のみ?
      忌憚のない議論ができたか?
      ポンチ絵を分かりやすく改編


     
つづく
 
 農地違反転用実態と今後の対応方向
 
   農外者による違反転用が7割
 
      農地パトロール日数にバラつき
      違反発見が遅いほど是正困難に
      市町村他部局に通報窓口を整備
      運用のバラつき是正へ例示通知
 
 農山漁村活性化法を改正し農村RMO形成へアプローチ
 
   活性化計画に農地保全事業追加
 
      農地維持の体力が早晩限界に
      農林地所有権の移転を促進する
 
 地球温暖化による水稲の影響を最新モデルで予測
 
   今世紀末には80%に減収
 
      白未熟粒率も従来予測上回る
      適応策が重要なカギを握る
 
 地域活性化につながる「農泊」のあり方〈2〉
 
   地元コンテンツを十分活かす
 
      農泊が抱える現状と課題
      地域リーダーを育成する


     
おわり
 
 農林水産関係予算の主な事業〈10〉
 
 
〔水産資源管理と成長産業化〕
水産基盤整備事業〈公共〉/漁港機能増進事業/外国漁船対策等/水産多面的機能発揮対策事業/離島漁業再生支援等交付金/有害生物漁業被害防止総合対策事業/漁場環境改善推進事業/捕鯨対策/有明海再生対策
 
     おわり
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 自民党農林合同が農林漁業の6つの原油価格対策まとめる

 〔畜 産〕 22年度の加工原料乳交付対象数量345万dが63事業者に配分

 〔米麦・食品〕 米穀周年供給・需要拡大支援事業に係るコロナ影響緩和特別枠うまらず

 〔畑作・果樹〕 農水省が土地改良事業計画設計基準の計画「農地地すべり防止対策」改定案

 〔林 野〕 林野庁が森林の役割、林業や木材利用の意義を学ぶ「うんこドリル 森とくらし」

 〔水 産〕 ウナギに関する第1回科学者会合が開催