2021年11月25日号
 


 

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 焦 点 鉛筆を堆肥にリサイクル
 
 サカタのタネは11月15日、三菱鉛筆らと共同で、使用済み鉛筆を棒状肥料やバイオマス発電として再利用する「鉛筆の資源循環システム」の実証実験を品川区立の小学校等で開始した。短くなった鉛筆の多くは、通常はゴミとして処理されるが、三菱鉛筆では正しく持つことができる長さまで芯しか入っていない国産ヒノキ材を使用した「フォレストサポーター鉛筆」(FS鉛筆)を開発、後端の芯が入っていない部分を肥料化する。FS鉛筆は小学校等に無償配布する。郵便局に使用済みの鉛筆の回収ボックスを設置し、回収したFS鉛筆はサカタのタネが技術協力して木粉化して棒状肥料に、通常の鉛筆はバイオマス発電に再利用する。
 
 農林抄(論説)
 
   長びくコロナ禍での地域観光活性化〈1〉
       大阪観光大学名誉教授/元桜美林大学教授 鈴木 勝
 
 
 世界と日本の観光復活 国連世界観光機関(UNWTO)は、コロナ禍が始まった半年後に3つの復活シナリオを描いたが、現在は「悲観的」な最悪レベルの道をたどっている。もちろん主因は感染力の強いデルタ変異株の世界的な猛威である。一方、ワクチン接種の進展で国際観光を再開する国が出てきた。世界は新たな生活様式≠ナ観光復活を行う必要がある。・・・続きは本誌で
 
 鹿島平和研究所北太平洋海洋生態系研究会の提言〈3〉   (特集
 
   海洋生態系管理から進める日本国家の政策・組織の抜本的改革を
       生態系総合研究所代表理事 小松正之
 
      目標達成しない水産基本計画
      抜本的政策変更が急務
      6つの提言

     
おわり
 
 地球温暖化対策計画/気候変動適応計画〈2〉
 
   農林水産温暖化対策を「最大限推進」
 
      農水省温暖化対策計画を策定
      温室効果高いメタン等排出多い
      カーボンニュートラル実現へ工程表
      農業・水産業分野の地球温暖化対策工程表

     
つづく
 
 地球温暖化影響調査レポート〈5〉
 
   長野がアルファルファ導入推進
 
     畜産は高温の影響が長引く
     事前の「備え」が重要

     
おわり
 
 農業を通じて健康を保持する
 
   農家少ないとうつリスク高まる
 
      世界的に農家はうつリスクが高い
      人とのふれあいが重要
 
 農林水産関係予算の主な事業<8>
 
 
〔農山漁村の活性化〕
農山漁村振興交付金/農山漁村発イノベーション対策/農村RMO形成推進事業/農泊推進対策/農福連携対策/都市農業機能発揮対策/最適土地利用対策/情報通信環境整備対策/鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進/特殊自然災害対策施設緊急整備事業/多面的機能支払交付金/中山間地域等直接支払交付金/環境保全型農業直接支払交付金
 
     つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 政府が新しい資本主義に基づく成長戦略ビジョンで緊急提言

 〔畜 産〕 同一地域農場で高病原性鳥インフルウイルスの異なる亜型検出

 〔米麦・食品〕 米穀機構が20年産米売り急ぎ防止対策を実施

 〔畑作・果樹〕 神明HDらが仮想市場構築し物流効率化を実現

 〔林 野〕 農水省が木質ペレットJAS規格案示す

 〔水 産〕 水産庁が養殖業者と販売事業者の適正取引推進ガイドライン案

週刊農林 21年11月25日号