|
焦 点 アマゾン熱帯雨林が炭素排出源に
|
|
アマゾン川流域の熱帯雨林(アマゾニア)の炭素排出量が炭素吸収量を上回っているという、人類にとって衝撃的な論文が英科学誌ネイチャーに掲載された。アマゾニアは世界で最も広大な熱帯林であり、大気中の炭素の蓄積と貯蔵に寄与する重要な役割を果たしている。アマゾニア上空の対流圏における2010?2018年の二酸化炭素濃度と一酸化炭素濃度を観測した結果、東部の総炭素排出量が西部よりも多いことが判明した。なかでも、南東部は相当な規模の炭素排出源に切り替わっていた。森林破壊と気候変動の相互作用が、炭素収支とその生態系の脆弱性の両方に対して負の影響を及ぼす可能性があることが示唆された。 |
|
|
|
農林抄(論説)
|
|
農作業安全対策の強化に向けて〈3〉 |
〜我が国における農作業安全対策の課題〜 |
宇都宮大学農学部准教授 田村孝浩 |
|
|
農業という産業の持続性を考えた時、最優先すべきは労働者の安全性に他ならない。喫緊に取り組むべき課題は、農作業安全対策に関する法制度の見直しと整備を進め、恒久的な安全対策の展開を図ることだ。・・・続きは本誌で |
|
|
|
国産小麦・大豆増産への道<2> (季刊特集/著者リスト)
|
|
麦類の生産性向上に向けた取り組み<1> |
―収量ポテンシャルの向上と低収要因の克服― |
農研機構中日本農業研究センター
転換畑研究領域栽培改善グループ長補佐 渡邊和洋 |
|
はじめに
収量ポテンシャルの向上
低収要因の克服による収量の底上げ
つづく |
|
暖地温暖地のコムギ作における温暖化の影響と対策<1> |
農研機構中日本農業研究センター
転換畑研究領域輪作システムグループ主任研究員 松山宏美 |
|
温暖化で短縮する生育期間
収量の変動が大きくなる
収量変動と低収化の要因
つづく |
|
診断に基づく大豆栽培改善 |
|
大豆栽培6項目のリスクを分析
正しい技術を導入する |
|
未曽有の不漁から復活できるのか
|
|
水産研究は手探りの時代に突入 |
|
温暖化で予測シナリオが崩壊
過去最低水準の主要3魚種
減少要因の仮説
レジームシフトも狂わす温暖化
将来が見通せない中での第一歩 |
|
地方への人の流れを加速化させる新しい農村政策の構築<4>
|
|
人材を呼び込み定着する |
|
農村の将来ビジョンを描く必要
田舎の「不便」を解消する
生活支援する農村RMOを育成
つづく |
|
炭素ニュートラルに向けた「EU森林戦略2030」
|
|
森林モニタリングを立法措置 |
|
30億本の追加的植樹へ工程表
資金的なインセンティブ導入 |
|
農林水産トップニュース
|
|
〔経営・構造〕 水稲共済の一筆方式が21年産米で廃止
〔畜 産〕 全日本畜産経営者協会が畜産経営者のための雇用対策指針を作成
〔米麦・食品〕 農水省がコメ先物本上場を不認可、大阪堂島商品取引所は完全撤退へ
〔畑作・果樹〕 改正肥取法で6月末から普通肥料情報をウェブで提供可能に
〔林 野〕 政府が16省庁が連携する流域治水推進行動計画を策定
〔水 産〕 水産研究・教育機構が8〜12月の道東〜常磐海域サンマ来遊量は昨年上回る |