2021年2月5日号
 


 

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 焦 点 韃靼「ふすま」にルチン高含有
 
 「ダッタンソバ」は、ポリフェノールの一種で抗酸化作用を持つ「ルチン」を普通そばの約120倍も含む、健康効果が高い食材として注目されている。農研機構はダッタンソバが含むルチンの研究を進め、ダッタンソバ粉製造時に生じる「ふすま」が、ダッタンソバ粉の約5倍量のルチンを含む画期的なルチン高含有食素材であることを発見した。ダッタンソバふすまは雑菌が多く保存性に劣るが、農研機構は、色彩値を測定しながら焙煎加工することにより、殺菌処理されたルチン高含有の焙煎ダッタンソバふすまを得る方法を確立した。今後、焙煎ダッタンソバふすまを用い、ルチン高含有の飲料や食品の開発を目指す。
 
 農林抄(論説)
 
   わが国の輸出拡大への提言〈1〉
     ―日本食の海外普及に総力をー
       東洋大学名誉教授・国際農政研究所代表 服部信司
 
 2019年の農林水産物輸出額は9121億円であった。 農林水産物輸出額は、2012年4497億円→2018年9068億円と増大し、この6年間で2倍になった。日本からの農林水産物輸出が伸びた主要相手国は、香港、中国、アメリカ、台湾、ベトナムである。・・・続きは本誌で
 
 新年特集 農村文化伝承と農村振興をつなぐ<3>    (季刊特集著者リスト
 
   農山村の伝統文化が築く包摂社会<2>
      ―いかに多様な人々は農山村社会の内に包摂され親しまれるのか―
       宮崎大学地域資源創成学部准教授 井上果子
 
      はじめに:農山村の伝統文化に育まれる温かい人のつながり
      農山村の伝統文化に回帰する人々
      おわりに

     
おわり
 
   祭り・芸能の継承と地域社会<2>
      ―南信州民俗芸能継承推進協議会とパートナー企業制度―
       國學院大學文学部教授 小川直之
 
      南信州民俗芸能継承推進協議会の活動
      南信州民俗芸能パートナー企業制度

     
つづく
 
 スマート農業の社会実装を加速する<1>
 
   スマート農業支援組織を育成
 
     政策を総合パッケージ化
     点から線、そして面へ
     8割以上が支援サービスを利用

     
つづく
 
 黒字農協と赤字農協を比較分析する<2>
 
   黒字化転嫁へ6つの取組み
 
      広域合併の弊害を指摘
      黒字農協にみる黒字化への6つの道筋
      計数に基づく経営管理

     
おわり
 
 豚熱ワクチン接種農場の発生予防対策を徹底
 
   ワクチンによる免疫付与率80%
 
      ワクチン接種豚初の陽性を確認
      専門家会議が強化ポイント示す
 
 2021年度 農林水産関係予算の主な事業<2>
 
 
〔担い手確保・経営継承の推進〕
農業農村整備事業〈公共〉/農地耕作条件改善事業/農業水路等長寿命化・防災減災事業/担い手への農地集積・集約化の加速化/農業委員会による農地利用の最適化の推進 
 
     つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 21年産政府備蓄米が初入札でほぼ全量落札

 〔畜 産〕 特定家畜伝染病防疫指針を改定し民間獣医師の接種が可能に

 〔米麦・食品〕 農水省が「生産の目安」まとめ、適正生産量を上回るおそれ

 〔畑作・果樹〕 改正種苗法受け外国人出願者にかかる手続きを規定

 〔林 野〕 栃木県が24年度に林業大学校を設置

 〔水 産〕 横浜市大がクロマグロの卵のふ化を予測する技術開発

週刊農林 21年2月5日号