|
焦 点 猛禽類は鳥インフルリスク高い
|
|
政府は1月19日、鳥インフルエンザ関係閣僚会議を開き、EFSA(欧州食品安全機関)が12年公表した「鳥インフルエンザに係る概況報告書」を検証した。EFSAは、野鳥の移動による発生拡大リスクは高く、異なる土地から野鳥が集まり、感染拡大やウイルスの病原性変異のリスクが増加している。猛禽類等は捕食による感染リスクがあり、特にハヤブサやノスリは感受性が高く、環境中のウイルス量の指標となり得ると分析し、対策オプションとして、家きん生産チェーン全体のバイオセキュリティ・サーベイランスの強化等を提起した。政府は関係府省が緊密に連携し、一丸となって緊張感を持って対応することを確認した。 |
|
|
|
農林抄(論説)
|
|
ポストコロナの行方を占う〈3〉 |
―農村の組織文化は変わるのか?― |
宮城大学名誉教授 大泉一貫 |
|
ポストコロナでは今までのやり方が問われていると書いた。それでも大多数は、ただひたすら通り過ぎるのをじっと待つといった対応になるのではないか。世の中では、捨てる神あれば拾う神ありというが、フードバリューチェーンの中では中食が伸びているという。・・・続きは本誌で |
|
|
|
解説 2021年度
農林水産予算
|
|
農山漁村地域整備交付金が14%減 |
|
農業、林野、水産予算は増額
農林水産予算は3年ぶり減少
DX推進予算が5.4倍
主食用米作付から転換促す
水田農業の高収益化に向けた主な支援措置
林野2年連続増、水産2年ぶり増 |
|
農林水産関係予算のPOINT |
|
生産基盤強化と経営所得安定対策
技術開発の推進と需要喚起
輸出力強化と高付加価値化
担い手確保・経営継承の推進
食の安全と費者の信頼確保
農山漁村の活性化
森林資源管理と林業成長産業化
水産資源管理と水産業成長産業化 |
|
農林水産関係予算の主な事業〈1〉
|
|
|
〔生産基盤強化と経営所得安定〕
畜産生産力・生産体制強化対策事業/公共牧場機能強化等体制整備事業/環境負荷軽減に向けた酪農経営支援対策/草地関連基盤整備〈公共〉/家畜・食肉の流通体制の強化/酪農経営安定対策/肉用牛繁殖・肥育経営安定対策/養豚・採卵養鶏の経営安定対策/野菜・施設園芸支援対策/果樹支援対策/茶・薬用作物等支援対策/花き支援対策/養蜂支援対策/強い農業・担い手づくり総合支援交付金/土づくり・有機農業の推進/水田活用の直接支払交付金/水田農業の高収益化の推進/米穀周年供給・需要拡大支援事業/米粉の需要拡大・米の民間規格の制定/甘味資源作物生産支援対策/農業競争力強化プログラムの着実な実施に向けた調査/収入保険制度の実施/農業共済関係事業/経営所得安定対策/野菜価格安定対策事業
〔技術開発の推進と需要喚起〕
スマート農業総合推進対策事業/農業支援サービス事業育成対策/eMAFFによるDXの推進/統計データを活用したスマート農業、DXの推進/「知」の集積と活用の場によるイノベーションの創出/農林水産研究推進事業/スタートアップへの総合的支援/協同農業普及事業交付金/地域食農連携プロジェクト(LFP)推進事業/食料安全保障の確立に向けた新たな国民運動推進事業/食育の推進と食文化の保護・継承/食品ロス削減・プラスチック資源循環の推進/再生可能エネルギーの導入等の推進
〔輸出力強化と高付加価値化〕
官民一体となった海外での販売力の強化/海外農業・貿易投資環境調査分析事業/グローバル産地づくりの強化/輸出環境整備推進事業/食品産業の輸出向けHACCP等対応施設の整備/植物品種等海外流出防止総合対策事業/農業知的財産保護・活用支援事業/GAP拡大の推進/地理的表示保護・活用総合推進事業/6次産業化の推進/食品流通拠点整備の推進/食品等流通持続化モデル総合対策事業
|
|
|
つづく |