2020年10月25日号
 



  

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 焦 点 根、土、微生物の関係を画像化
 
 量子科学技術研究開発機構らの研究グループは、これまで見ることができなかった、地中の根が積極的に土と微生物に働きかけて周辺の生育環境を最適化して養分を獲得する生命活動を、量子技術を活用して画像化することに世界で初めて成功した。植物は、根とその周辺の環境が互いに影響し合う空間である「根圏」を形成し、根が分泌物を介して土と微生物に働きかけ、自身の生育環境を最適化しながら養分を獲得している。そこで、植物体内の目に見えない元素の動きを追跡できるRIイメージング技術という量子技術に着目し、根が周りの土に放出した分泌物を観察する「根圏イメージング」という手法を開発した。
 
 農林抄(論説)
 
   パーム油発電のFIT除外求める〈3〉
       京都弁護士会
 
 舞鶴市の喜多地区パーム油発電所立地計画説明資料によれば、本件計画は、2020年4月の段階で、建設・運営・保守を日立造船による、出力6万6000kWの国内最大級のパーム油発電計画である。・・・続きは本誌で
 
 夏季特集 アグリビジネスの新たな展開〈7〉    (季刊特集著者リスト
 
   夏花の需要拡大による花き業界の活性化〈3〉
       東京都農林総合研究センター主任研究員 岡澤立夫
 
      さまざま場所での夏花の実験的な取り組み
      都立公園を夏花で整備する「花と緑の夏プロジェクト」
      オリパラ会場が多く立地する臨海副都心で「花と緑のおもてなしプロジェクト
      花壇苗の立体装飾を可能にする「フラワーメリーゴーランド」
      夏花の普及と定着に向けた課題と対策

     
おわり
 
   新たなJAS認証をビジネスツールに〈3〉
      ―農林水産・食品分野における標準化・国際競争力強化―
       農林水産消費安全技術センター(FAMIC)商品調査課長 渡部英悦
 
      障害者が生産行程に携わった食品(JAS 0010)
      持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉(JAS 0013)
      有機料理を提供する飲食店等の管理方法(JAS 0004)
      人工光型植物工場における葉菜類の栽培環境管理(JAS 0012)
      ほうれんそうのルテインの定量−高速液体クロマトグラフ法(JAS 0008)
      おわりに

     
おわり
 
 改正種苗法は“改悪”なのか!?
 
   誤解に基づく現場の懸念と指摘
 
      自家増殖は一律禁止にならない
      中・韓の日本産品種流通を調査
      Q&A作成し分かりやすく回答
      既存品種登録は違法の可能性
      海外企業による種子支配を否定
 
 過疎地域を取り巻く環境と人々の動き〈6〉
 
   集落機能再編に消極的な姿勢
 
      空き家の管理不十分な集落が6割
      東北圏で行政的再編予定が増加

     
つづく
 
 21年度 農林水産省の組織・定員要求
 
   「畜産局」が20年ぶりに復活
 
      水産物の不正流通防止を強化
      農福連携推進室を設置
 
 農林水産予算概算要求の主な事業〈2〉
 
      輸出力強化と高付加価値化
 
 農林水産トップニュース
 
〔経営・構造〕5兆円輸出目標達成へ菅首相が年末までに戦略策定を指示

〔畜 産〕東京大学大学院が豚への焼酎粕の有効性を証明

〔畑作・果樹〕農研機構が切り花の低温管理技術集を作成

〔林 野〕京丹波町がオンライン原木市場を開設

〔水 産〕WCPFC第16回北小委員会が増枠求める日本提案を合意せず

〔米麦・水田〕20年産主食用の作況指数が9月15日現在で101の「平年並み」