2020年10月5日号
 



  

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 焦 点 ワクチン接種実施する群馬県で豚熱
 
 群馬県高崎市の農場で9月26日、豚熱の患畜が確認された。9月25日に家畜衛生研究所で検査を実施したところ、豚熱感染の疑いがあるため、農研機構動物衛生研究部門に検査を依頼していた。同県では野生イノシシの感染確認を受け、昨年10月から農場での飼養豚への豚熱ワクチン接種を開始し、今年1月までに初回接種が完了していた。子豚は生後50日前後までは母豚からの移行抗体をもつためワクチン接種の対象外だが、感染した子豚は生後70日前後だったが、下痢の症状を呈していたために接種を延ばしていた。同農場より10km圏内に18農場あるが、いずれの農場ではワクチン接種済みのため、搬出制限はかからない。
 
 農林抄(論説)
 
   パーム油発電のFIT除外求める〈1〉
       京都弁護士会
 
 
 パーム油発電は、ライフサイクル全体での温室効果ガス排出量が化石燃料による発電より少ないとはいえず、食料との競合など持続可能性に重大な懸念を有するものであり、再生可能エネルギー電気固定価格買取制度におけるバイオマス発電の対象からパーム油発電を除外すべきである。・・・続きは本誌で
 
 夏季特集 アグリビジネスの新たな展開〈5〉    (季刊特集著者リスト
 
   「Afterコロナ」を見据えた農産物サプライチェーンの再構築〈2〉
       (株)日本総合研究所
       リサーチ・コンサルティング部門シニアマネージャー 山本大介
 
      農産物サプライチェーン再構築の3つの主題
      関係者の意思決定や連携のハードル

     
つづく
 
 〈解説〉2019年度 食育白書
 
   若い世代の食育タイムリミット
 
      若い世代に様々な呼称
      男性30代、女性40代が境界
      主食・主菜・副菜とは!?
      高齢者への食育も重要
 
 協同農業普及事業の運営指針とガイドライン
 
   普及指導員にかかる農業未来
 
     担い手の育成・確保へ重責
     普及指導員年齢構造が二極化
     普及指導員の役割を明確化
     普及指導活動に新たな課題
     経験浅い普及指導員の教育体制
 
 茶業及びお茶の文化の振興の意義〈3〉
 
   産地の特色に応じた茶の生産
 
     多様化した消費者ニーズに対応
     日本茶のすばらしさを再認識

     
おわり
 
  若い世代へ「ちょうどよいバランスの食生活」提案
 
   ライフスタイルに合った食生活
 
     「隠れ肥満」かも?
     調理いらずの朝食で健康に
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 農水省によると19事業年度の農協リスク管理債権比率が低下

 〔畜 産〕 農水省がバター輸入枠を6000トン削減

 〔米麦・食品〕 20年産小麦作付けが北海道、九州で増加

 〔畑作・果樹〕 農水省の農業資材価格調査で肥料2〜4倍、被覆資材3〜6倍の差

 〔林 野〕 林野庁が「私たちと森のこれから〜幸せな未来に向けた5つのアクション〜」作成

 〔水 産〕 水産庁が漁港水域で増養殖を適切に推進するための手引き作成