2020年7月5日号
 



  

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 焦 点 農高生の甲子園が中止
 
 今秋10月21〜22日に開催を予定していた「第71回日本学校農業クラブ全国大会・静岡大会」が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で中止することが、大会事務局より6月1日に発表された。日本学校農業クラブ全国大会は農業高校生徒の学習成果の発表の場で、農高生の「甲子園」とも言われる。71回目を数えるが、過去に一度も中止になったことがない。江藤農相は6月23日の閣議後会見で「主催者が農水省ではないため、踏み込んだことは申し上げられないが、何かお手伝いできることがあればお手伝いさせていただき、伝統ある大会が曲がりなりにも止まらなかったというような形ができれば」と残念な胸の内を吐露した。
 
 農林抄(論説)
 
   新しい有機農業推進基本方針の着眼点〈2〉
       元國學院大學経済学部教授 久保田裕子
 
 
 新しい有機農業推進基本方針(4月30日公表)で耳慣れない言葉は、「国際水準以上の取組」を推進し支援するとしたことである。「国際水準」の説明は、「国際的には、コーデックス委員会が定めるガイドラインに準拠した有機農業が各国で行われており」、「我が国においても、各国と同水準以上の有機農業を推進することが重要となる」ことから、具体的には、「国際的に行われている有機農業と同等性が認められている有機JASに定められた取組水準」を指すとある。・・・続きは本誌で
 
 春季特集 食料・農業・農村基本計画を論断する〈6〉    (季刊特集著者リスト
 
   食料・農業・農村基本計画の批判的検討〈3〉
       東京大学大学院農学生命科学研究科教授 安藤光義
 
      農村の振興についての定義の欠落
      農用地が先か、集落が先か
      本当に求められている農村政策とは何か
      農村政策の執行体制をどうするか−試金石としての棚田地域振興法−
      都市農地は本当に残すことができるのか

     
おわり
 
 新たな時代に挑み、新たな時代につなぐ「酪肉近」〈酪農編1〉
 
   大小問わず持続的な経営
 
     生産基盤回復のスタート地点
     新たな市場開拓に挑める環境
     北海道の生乳回復が顕著に
     戸数減よりも頭数減少は緩やか
     酪農所得減少状況からの脱却

     
つづく
 
 有機農業推進基本方針と有機農業の拡大〈2〉
 
   有機農業推進は国際的課題
 
     有機農業がSDGs課題に貢献
     有機農業の拡大目的を明確化
     有機農業推進へ政府も腰上げる
     認証取得しない農家が倍存在
     労力と手間が大きくのしかかる

     
つづく
 
 農林水産・食品輸出拡大へジェトロが動き出す
 
   「新常態」適応する新たな取組み
 
     オンラインビジネスを展開
     一部海外市場で商流が活性化
     状況踏まえ取組みパッケージ化
 
 高齢者の農福連携の実態とあり方〈1〉
 
   市町村は農福連携施策化に消極
 
     JA共済総合研究所が調査
     開始する予定もない辛辣な状況

     
つづく
 
 JAグループSDGs方針〈1〉
 
   地球的視野に立ち革新をはかる
 
     SDGsに取組む5つの視点
     社会的役割を誠実に果たす

     
つづく
 
 農林水産政策研究所 2029年の世界食料需給の見通し〈4〉
 
   アジアのコメ輸出が大幅増加
 
      タイが輸出量でインドに並ぶ
      29年の米に関する地域別予測

     
つづく
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 都道府県・市町村の農林水産担当職員が大きく減少

 〔畜 産〕 農水省が豚熱対応へ飼養管理基準を改正

 〔米麦・食品〕 農水省の調査で糖質ダイエットに「関心がある」「関心がない」が拮抗

 〔畑作・果樹〕 21年から収入保険と野菜価格安定制度の同時利用を可能とする考え

 〔林 野〕 林野庁が森林経営管理制度に係る事務の手引を改定

 〔水 産〕 日ロサケ・マス漁業交渉がロシア海域漁獲割り当て30トン増で妥結