2020年3月15日号
 



  

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 焦 点 日本の酪農にエールを
 
 全国の小・中学校の休校により、学校給食牛乳の製造が止まった。中央酪農会議では「酪農家を応援してください」と、ホームページで窮状を訴え、消費者の協力を求めた。 「生乳は、乳牛の健康のためにも、酪農家が毎日搾乳しなければいけません。生き物である乳牛を相手にするため、急に生産を止めることはできないのです。だから、今、牛乳を飲むことが、酪農家を支えることにつながります。どうか、ご自身やご家族の健康のためにも、1本でも多く牛乳を購入し、飲んでいただけるよう、皆様にもご協力をお願いいたします。」
 そして最後に、「今こそ、日本の酪農にエールを」と。
 
 農林抄(論説)
 
   世界から取り残される日本の有機農業〈3〉
       福島県有機農業ネットワーク 長谷川 浩
 
 政府が行なっている家計調査によると、県庁所在地など都市の家庭あたりの年間の食費は95万円で、その1/3以上が外食、中食、菓子に支出されています。素材の中で最も支出が多いのは肉類で、米よりもパンの支出が多くなっています。平均的な家庭では、@素材から料理をすることが少なく、A家庭で調理をするとしても和食をあまり食べていないことが分かります。外食、中食、菓子、肉類の支出を減らして家で素材からもっと調理すれば、年間の食費を増やすことなく有機食材購入量を増やせるはずです。・・・続きは本誌で
 
 新年特集 フードツーリズムで地域を活性化する〈7〉    (季刊特集著者リスト
 
   フードツーリズムで地域活性化〈3〉
       大阪観光大学名誉教授/元・桜美林大学教授 鈴木 勝
 
      日本でのフードツーリズム、その活用と地域活性化へ(その1)
      フードツーリズムのプロモーション&情報発信に工夫を!

     
つづく
 
 新型コロナウイルス感染症の農林水産物・食品への影響と対応
 
   外国人技能実習生受入れに支障
 
     ふるさと納税制度で地域を支援
     JAグループの影響を緊急調査
     中国以外技能実習生へ変更検討
     農薬散布用マスクは農家用
     政府が観光キャンペーンを計画
     支援の絆を地方に届ける
     行き場ない食品をフードバンクに
 
 新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策―第2弾−
 
   酪農家への支援対策盛り込む
 
      代替販路確保に向けマッチング
      農業者の資金繰り対策講じる
 
 森林組合法の一部を改正する法律案
 
   組合間の多様な連携手法を導入
 
      正組合員資格の人数制限廃止
 
 農林水産関係予算の主な事業〈6〉
 
      林業の成長産業化とイノベーション
      水産資源管理と成長産業化
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 食品原材料供給不足で米トレサビ法を弾力運用を通知

 〔畜 産〕 農水省が畜舎建築の新基準で平屋畜舎について新制度を導入の方針

 〔食品・技術〕 消費者庁が「無添加」等表示で指針策定へ

 〔米麦・水田〕 19年度の酒造好適米生産量が前年並み

 〔畑作・果樹〕 福島県の認定農業者の6割が営農開始

 〔林 野〕 林業産出額が18年ぶりに5千億円台を回復

 〔水 産〕 水産庁が水産資源評価で県要望など新たに52魚種調査