2020年2月5日号
 



  

数量:

 
 
 焦 点 野菜を食べよう
 
 農林水産省は1月28日、最近の野菜価格の急激な下落を受け、「野菜を食べよう」プロジェクトを開始した。暖冬の影響により、全国的に野菜の生育や収穫時期が早まり、安値となっている。農水省によると、1月20日の週はキャベツとレタスが平年の約4割安、ダイコンは約3割安、ハクサイ、ネギも約2割安となった。プロジェクトでは、野菜がお手頃価格となっているこの機会に、鍋料理を楽しむなど野菜の消費拡大を図るため、農林水産省公式Facebook、Twitter等を通じた、お手頃価格の野菜とメニュー等を紹介し、消費促進を図る。他方、外食産業や食品加工業者には、野菜増量させた商品やメニュー開発を依頼する。
 
 農林抄(論説)
 
   飼料用米拡大への課題と展望〈2〉
       東京農業大学農学部元教授 信岡 誠治
 
 現行の基本計画では2025年のカロリーベースの食料自給率目標は45%である。2015年当時の食料自給率はカロリーベースで39%であったので、6ポイント引き上げようというものであった。だが、その後はどうなっているのかをみると、2017年が38%、2018年が37%と1ポイントずつ低下している。このままでは当然、目標達成はおぼつかない。・・・続きは本誌で
 
 新年特集 フードツーリズムで地域を活性化する<3>    (季刊特集著者リスト
 
   地域マーケティング戦略としてのフードツーリズム<2>
     ―地域資源における「食」の有用性―
       大阪市立大学大学院経営学研究科教授  小林 哲
 
      前回の振り返り
      ツーリストを惹きつける地域資源
      生理的欲求としての「食」がもつ価値
      地域資源としての「食」の魅力
      「食」が生み出す経済効果

     
つづく
 
   フードツーリズムで地域活性化<2>
       大阪観光大学名誉教授/元・桜美林大学教授   鈴木 勝
 
      フードツーリズムの現状(日本と海外との比較)
      フードツーリズムのポジション比較(日本VS.オーストラリア)
      フードツーリズム・キャンペーンの実施比較(日本VS.中国)
      「フードツーリズムの国・韓国」のマーケティング戦略

     
つづく
 
 我が国の家畜防疫のあり方を見直す
 
   家畜所有者が「第一義的責任」
 
     家伝法を大幅に見直し
     発生予防とまん延防止
     ASFの脅威に備える
 
 優良品種の海外流出を防ぐ
 
   登録品種自家増殖に許諾制
 
      国内利用限定に育成者権適用
      権利侵害立証に「特性表」活用
 
 地球温暖化によるコメへの影響
 
   2等米増加で経済損失5倍
 
      白未熟粒発生率の変化を可視化
 
 農林水産関係予算の主な事業〈2〉
 
      水田フル活用と経営所得安定対策
      食の安全・消費者の信頼確保
 
 農林水産トップニュース
 
 〔経営・構造〕 農水省が競争力強化に向けて181人増員

 〔畜 産〕 乳用牛疾病障害共済が15%引下げ

 〔畑作・果樹〕 Gp緊急防除期間を6年間延長

 〔食品・技術〕 農研機構の調査で日本人はタンパク質の摂り過ぎ

 〔米麦・水田〕 20年産備蓄米第1入札が落札率8%

 〔林 野〕 復興庁が里山再生モデル事業効果を評価

 〔水 産〕 外国漁船取締で大和堆周辺水域での警告数減少