2019年10月15日号
 


  

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  焦 点 食品ロス削減法が施行
 
 「食品ロスの削減の推進に関する法律」が10月1日に施行された。これにより、10月が「食品ロス削減月間」に定められた。本来食べられるにもかかわらず廃棄される「食品ロス」は16年度には643万トン発生し、うち352万トンが食品産業から発生している。食品産業からの食品ロスには、小売事業者からの廃棄も相当程度含まれていることから、食品ロス削減月間実施にあたり、農林水産省は小売事業者と消費者が連動した食品ロスの削減に向けた取組みを後押しするため、全国の小売店舗で積極的に食品ロス削減のための啓発活動を行うことを呼びかけている。また、第3回食品ロス削減全国大会が10月30日に徳島市で開かれる。
 
  農林抄(論説)
 
   新潟コシヒカリの白濁
       コンチネンタルライス代表 茅野信行
 
 
 2019年、日本のコメ収穫量は、全国でおよそ1575万トンである。そのうち、北海道が63万4500トン、新潟が63万1600トン、秋田が51万2100トンを占める。それが上位一道、二県を構成する。その生産量は、長年、変わっていない。だが2019年産のコメ生産について、特記しておかねばならない事実がある。・・・続きは本誌で
 
  夏季特集 国内産麦増産を本気で考える〈6〉     (季刊特集著者リスト
 
   大麦に含まれる食物繊維の生理機能について〈3〉
      ―コレステロール低下と内臓脂肪蓄積抑制作用―
       大妻女子大学家政学部食物学科教授 青江誠一郎
 
      はじめに
      大麦の摂取がラットの腸内細菌叢に及ぼす影響
      大麦の摂取がヒトの腸内細菌叢に及ぼす影響
      おわりに

     
おわり
 
  次期「酪肉近代化基本方針」策定へ現状分析〈酪農編〉
 
   生乳生産目標との乖離大きい
 
     乳牛の飼養頭数は目標水準維持
     都府県の生乳生産が急減
     乳牛飼養頭数回復は政策効果
     酪肉近策定後の収益性を検証
 
  OECD-FAO農業アウトルック2019-1928
 
   飢餓撲滅30年目標に危機感
 
     農業生産高は今後10年間で15%
     インフレ調整価格の導入見通す
 
  昭和世代と平成世代の「食」習慣
 
   カレーライスは「おふくろの味」
 
     若い世代ほど朝食は「ごはん」
     40、60代「くじらの竜田揚げ」
 
  2018年 漁業センサスをみる〈1〉
 
   海面漁業経営体が16%減
 
     上位3漁業はいずれも2桁減
     出荷先割合は大きな変化なし

     
つづく
 
  我が国を将来推計する〈2〉
 
   存続危惧集落が30年間で4倍
 
     平地農業地域高齢化も急速進展
     30年後に「人口9人以下」集落が9%

     
つづく
 
  2020年度 農林水産新規・主要施策〈4〉
 
     水田フル活用と経営所得安定対策
     食の安全・消費者の信頼確保

     
つづく
 
  農林水産トップニュース
 
〔経営・構造〕 輸入規制閣僚会議が農林水産物輸出促進へ法骨子

〔畜 産〕 農水省が脱脂粉乳輸入枠を6000トン削減

〔米麦・食品〕 19年の都府県4麦収穫量が22%増加

〔畑作・果樹〕 農研機構がダイズモザイクウイルス撃退の仕組みを解明

〔食品・技術〕 福島県有機農業ネットが有機農産物摂取でネオニコ低減を確認

〔林 野〕 NEDOプロジェクトが初の竹によるORC熱電併給プラント

〔水 産〕 信漁連東日本ブロック12都県が合併へ