2019年10月5日号
 


  

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 焦 点 TPP等関連政策大綱改訂へ
 
 政府は10月1日、日米貿易協定の最終合意を受けて、「総合的なTPP等関連政策大綱改訂に係る基本方針」を決定した。日米合意内容等について経済効果分析も含め、必要な政策を検討するとともに、併せてTPP11、日EU・EPAの発効後の動向も踏まえた政策を改めて体系的に整理する。「総合的なTPP等関連政策大綱」改訂は、@海外展開を推し進める日本企業・日本産品等による新たな市場開拓を促すA各協定の効果を最大限活かし、国内産業の競争力を強化するB強い農林水産業・農山漁村をつくりあげるため、農林水産業の生産基盤を強化するとともに、新市場開拓の推進等、万全の施策を講ずる、ことを柱に検討する。
 
 農林抄(論説)
 
   JA「秋田おばこ」の60億円、巨額損失
       コンチネンタルライス代表 茅野信行
 
 
 JA「秋田おばこ」は、2018年2月1日、60億円に上る損失が発生したことを明らかにした。それはコメに関する損失としては、桁外れに大きい。ではその損失の原因は何か。その原因は、単純化していうと、「時間管理(タイムマネジメント)」が、まったくできていなかったことに尽きる。・・・続きは本誌で
 
 夏季特集 国内産麦増産を本気で考える〈5〉     (季刊特集著者リスト
 
   国産麦の増産を本気で考える(小麦編その2)〈2〉
      ―主要産地毎の特徴の違いから見えてきた対応方向―
       農林水産政策研究所企画広報室室長 吉田行郷
 
      はじめに
      国内産小麦の主産地における生産動向
      北関東4県産小麦、東海3県産小麦の使用状況
      おわりに

     
つづく
 
  我が国養蚕業復活へ「新蚕業プロジェクト方針」策定
 
   シルク需給をマッチング
 
     新たな利用を促進する
     養蚕衰退の底みえず
     機能性シルク開発に熱視線
     他国産蚕と差別化が可能
     ビジネス連携で新用途開発
     繭生産量を30年に3倍目指す
 
 「日米貿易協定」が最終合意
 
   農産品はTPP同等の内容に
 
     コメの米国枠設定を阻む
     江藤農相「かなり押し戻した」
     関税撤廃率がTPP下回る
     牛肉SG発動基準を実績以下に
     牛肉輸出枠が実質増加
 
 我が国を将来推計する〈1〉
 
   山間農業地域の人口が半減
 
     農業地域類型間で格差
     集落活動が停滞する傾向

     
つづく
 
 2020年度 農林水産新規・主要施策〈3〉
 
     構造改革の推進
     水田フル活用と経営所得安定対策

     
つづく
 
 農林水産トップニュース
 
〔経営・構造〕 国環研らが21世紀末の温暖化被害額が世界GDPの最大8.6%に匹敵

〔畜 産〕 豚コレラ対策で予防的ワクチン接種を可能に

〔米麦・食品〕 19年産米作況指数が101の「平年並み」

〔畑作・果樹〕 全農がIoT活用して農作業健康管理する実証試験

〔林 野〕 KDDIと国土緑推がIoTを活用した防鹿柵管理を実証試験

〔水 産〕 18年度の個人経営漁労所得が16%減少