2019年7月5日号
 


  

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 焦 点 人気必至の農水省こども見学デー
 
 農林水産省は、「こども霞が関見学デー」を8月7?8日の2日間で開催する。毎年、子供たちに人気なのが、工作や農業等の疑似体験ができるイベントコーナー。今年は、プラスチックごみ削減で注目をあびる「木のストロー」をつくるイベントや、牛乳パックで作ったマイ畑に種まき体験する「おうちでプチ農業体験」、さらにはレトルトカレーとレトルト「米飯の加温、盛りつけ、試食体験」コーナーなど、楽しみなイベントが満載。「ジビエをもっと身近に!」では、シカ角を用いたキーホルダー作成が行える。「かっこいいトラクターに乗ってみよう」では、トラクターの乗車体験や写真撮影ができ、人気必至である。
 
 農林抄(論説)
 
   平成の農政を振り返る〈2〉
      −小農保護農政から成長産業化農政へ−
       宮城大学名誉教授 大泉一貫
 
 
 平成は、「小農保護」から「成長産業化(攻めの農林水産業)」へと大きく転換した時代である。この「農業の失われた20年」は同時に「成長農政への助走」の時期でもあった。「保護農政」との熾烈な綱引きをしながら、農政改革の地道な努力がなされていたことを忘れてはいけない。・・・続きは本誌で
 
 韓国水産物輸入規制とWTO日本敗訴の影響を分析する〈1〉
 
   韓国の日本産水産物輸入規制に関するWTO紛争〈1〉
       上智大学法学部教授 川瀬剛志
 
      はじめに
      韓国の措置
      WTO・SPS協定の関連規定と我が国の主張
      パネル(第一審)の判断

     
つづく
 
 加工・業務用を核にした新たな野菜産地づくり    (季刊特集著者リスト
 
   競争力のある野菜産地づくりに向けた生産流通対策の課題〈3〉
      −農協の未利用資源価値化事業の検証―
       中村学園大学学長 甲斐 諭
 
     JAにじ及びトマト部会の概況
     トマトスープ開発製造販売事業の展開
     トマトスープ開発の3つの成功要因

     
おわり
 
 解説 2018年度「食育白書」
 
   「食育」で健康寿命を延伸
 
     一億総活躍社会と食育
     どんないいことがあるの?
     言うは易く行うは難し
     若いころ食生活は悪かった
     朝食欠食児童が増加傾向
 
 政府が経済成長に向けて4計画を閣議決定
 
   令和時代の新しい日本のあり方
 
     骨太方針、規制改革実施計画
     スマート農業実現と担い手対策
     「農林」「水産」を重点分野に
     漁業生産資材流通を透明化
 
 財務省が予算執行調査
 
   機構事業推進費に傾斜配分を
 
     都道県執行に非効率を指摘
     浜プランによる所得向上に疑問
 
 農林水産トップニュース
 
〔経営・構造〕 諫早湾干拓事業で最高裁が開門認めない判断示す

〔畜 産〕 農水省が和牛精液流通管理の流通履歴記録・保管を義務化

〔畑作・果樹〕 消費者庁がゲノム編集食品の表示義務化は困難と見解

〔米麦・食品〕 ゲタ対策支払額が253億円減少

〔林 野〕 林野庁が樹木採取権制度Q&Aを作成

〔水 産〕 水産研究・教育機構が新たな資源管理の目標案等の試算示す