2019年6月25日号
 


  

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 焦 点 豚コレラ対策で早期出荷実施へ
 
 吉川農相は6月21日、豚コレラに関する早期出荷対策を実施すると発表した。愛知県では5月末に同事業を実施すると発表、岐阜県も事業参加の意向のある農家に対し実施することを決めた。早期出荷は、豚を速やかに出荷して空舎期間を設定するもの。早期出荷対策の補助率は2分の1で、肥育豚の早期出荷に加え、子豚や規格外の肥育豚のレンダリング処理も対象になる。繁殖豚はレンダリング処理、早期出荷が補助対象になる。早期出荷奨励金の基準単価は、肥育豚が3万9000円、繁殖豚は評価額(出荷した場合は販売額との差額)を下回った場合に差額を補助する。また、レンダリング処理経費(上限5000円等)も助成する。
 
 農林抄(論説)
 
   平成の農政を振り返る
      −小農保護農政から成長産業化農政へ−
       宮城大学名誉教授 大泉一貫
 
 
 平成は保護農政から成長産業化農政に転換した時代である。だが、平成のはじめには小農保護を目的とした「戦後農政システム」にはまだまだ根強いものがあった。・・・続きは本誌で
 
 加工・業務用を核にした新たな野菜産地づくり〈5〉    (季刊特集著者リスト
 
   薬用作物の国内生産拡大に向けた期待と課題〈2〉
       農研機構西日本農業研究センター畑作園芸研究領域 川嶋浩樹
 
      薬用作物の国内生産を拡大する上での課題
      国内の薬用作物の流通例
      薬用作物の産地化事例

     
つづく
 
 解説 2018年度 森林・林業白書
 
   学生調査から林業就業課題を探る
 
     28年ぶりに「人材」を特集
     イノベーションの必要性
     伐木等従事者が近年増加
     多様な人材育成
 
 農福連携を推進する
 
   3つのアクションに果敢に挑戦
 
     農福連携等推進ビジョンを策定
     農福連携は「知られていない」
     農福連携メリットを定量化
     農業版ジョブコーチを育成
     農・福それぞれで広がりを追求
 
 海外の農林水産物・食品輸出規制を取り除く
 
   輸出拡大へ司令塔組織を創設
 
     司令塔組織を農水省に
     工程表の着実な実現を
 
 食品ロス削減法が公布〜食品ロス削減の社会実態を探る〜〈2〉
 
   農協の7割が食品ロスに取組む
 
     規格外品の販路を確保
     消費者の取組みは約半数

     
おわり
 
 スマート水産業を社会実装する〈3〉
 
   7日先までの沿岸漁場情報
 
     21年度までに10県以上でスマート水産を実施
     赤潮や急潮情報を共有

     
おわり
 
 農林水産トップニュース
 
〔経営・構造〕 規制改革推進会議が第5次答申をまとめる

〔畜 産〕 政府がジビエ利用拡大に関する今後の対応方向をまとめる

〔米麦・食品〕 棚田地域振興法が参院本会議で可決・成立

〔畑作・果樹〕 農研機構が温暖化に伴うブドウ着色不良拡大を予測したマップを作成

〔林 野〕 政府が骨太の方針で林業イノベーションを促進

〔水 産〕 水産研究・教育機構が新たな資源管理の目標案等の試算示す