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焦 点 巨大地震が超深海海底に有機炭素供給
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産業技術総合研究所、海洋研究開発機構らの研究チームは、11年東北地方太平洋沖地震によって日本海溝の海底に供給された有機炭素の定量化に成功した。日本海溝の海底に、地震動に伴って有機物に富んだ表層堆積物が再堆積したことがわかっていたが、今回その量の定量化を試みた。この結果、日本海溝底に供給された有機炭素は100万トン以上と推定された。日本海溝の最深部の堆積物の調査は海底の生命圏の理解の一助となるだけでなく、過去の巨大地震の規模・発生分布の履歴を解明する有用な手段となるが、東北沖地震が日本海溝での炭素循環や短期的な底生生物活動に与えたインパクトは想像以上に大きかった。 |
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農林抄(論説)
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外国人労働者活用の課題〈3〉 |
―新たな在留資格制度の創設を受けて― |
東京大学大学院農学生命科学研究科教授 安藤光義 |
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他産業との人材獲得競争、都市部への人材の集中が懸念されている。それをクリアするためには賃金をはじめとする労働条件は確かに大きなポイントとなる。3年間、同じ経営での実習が義務づけられている外国人技能実習制度と異なり、新たな在留資格での外国人労働者は働き先を変えることができるので、流動性は高いと考えられる。・・・続きは本誌で |
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人と農村を守る〜災害に強い農村づくり〜〈11〉 (季刊特集/著者リスト)
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「コトバ」で人と農村を守る〈3〉 |
―人工知能(AI)による未来の災害対策― |
慶應義塾大学環境情報学部准教授 山口真吾 |
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遅れている防災・減災のイノベーション
電脳防災で日本の防災・減災の現状を打破する
災害関連死の防止にAIが貢献できる
SNS情報分析システムのための訓練ガイドライン
AIを活用する利点
「コトバ」で人と農村を守る
おわり |
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肥料取締制度の課題と見直しの方向
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原料虚偽表示への規制強化を |
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副産物資源の有効活用へ
地力低下・栄養バランスが悪化
肥料コスト低減へ原料国内調達
原料管理の制度化求める
化学肥料と堆肥の配合を可能に |
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新たな過疎対策に向けて〜持続可能な低密度地域社会の実現〜
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過疎地域の課題克服へ新たな兆し |
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「田園回帰」潮流が高まる
8つの「新たな兆し」
過疎地域の役割・対策を再考
新たな過疎対策の視点 |
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脱炭素化社会に向けた農林水産分野の基本的考え方〈1〉
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2050年以降の脱炭素社会示す |
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排出削減を徹底的に促進
農地・畜産の温室効果ガス発生も抑制 |
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気象情報とICTを活用した栽培管理支援システム
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冷害・高温障害を早期に警戒 |
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水稲、小麦、大豆を対象
栽培管理支援情報も提供 |
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2019年度 農林水産新規・主要事業〈9〉
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新たな資源管理と成長産業化
おわり |
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農林水産トップニュース
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〔経営・構造〕 農協改革の進捗評価で農協、農業者間に開き
〔畜 産〕 日中ハイレベル経済対話が日本産牛肉輸出に向け加速化
〔畑作・果樹〕 農業保険法改正で農業用ハウスの補強を推進
〔食品・技術〕 農水省が農林水産・食品分野のSDGsを実践・推進するパンフ作成
〔米麦・水田〕 中食・外食向けの米販売実態調査で全平均価格以下が7割
〔林 野〕 北海道が胆振東部地震による被災森林の再生に向けた対応方針を策定
〔水 産〕 WTO上級委員会が韓国の日本産水産物規制を是認
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