2019年3月25日号
 


  

数量:

 
 
 焦 点 豪州産米SBSが半量残し終了
 
 農林水産省は3月14日、TPP11で割り当てた豪州産米の18年度第2回SBS入札を実施した。契約予定数量1800トンに920トンの申込があったが、800トンの落札にとどまった。このうち、うるち玄米短粒種の落札数量は200トンで、加重平均価格は17万4960円/トン、うるち精米短粒種は落札量600トンで、同18万2340円だった。不落札となった120トンは翌15日に追加入札され、全量が落札された。18年度の豪州米穀のSBS取引は今回で終了した。年間予定数量2000トンに対して、累計落札量は1120トンと、輸入枠の半量近くを残す結果となった。19年度は年間枠が6000トンになり、5月から入札が始まる。
 
 農林抄(論説)
 
   国際捕鯨取締条約脱退と日本の行方〈3〉
       東京財団政策研究所上席研究員 小松正之
 
 
 2014年3月の国際司法裁判所(ICJ)の判決では、日本の南氷洋調査捕鯨は条約8条の科学調査ではないとされた。鯨肉が売れないので、シーシェパードの妨害をいいことに、調査捕鯨は安易に計画を無視し、大幅に捕獲頭数を削減し、敗訴判決を下された。日本政府の安易な対応による自滅であった。・・・続きは本誌で
 
 人と農村を守る〜災害に強い農村づくり〜〈8〉    (季刊特集著者リスト
 
   震災伝承とICT〈3〉
       東北大学災害科学国際研究所准教授 佐藤翔輔
 
      全国統一防災模試
      都道府県別の平均点(トップ10)
      シリーズのおわりに

     
おわり
 
 JAグループが食料・農業・農村基本計画見直しに向けた政策提案
 
   今求められる「食料安全保障」
 
     持続可能な食と地域づくり
     食料安全保障をめぐるリスク
     食料安全保障確立の5つの方向
     食料自給率・自給力目標の実現
 
 新たな在留資格「特定技能」による外国人材受入れ
 
   4月1日から14分野でスタート
 
     技能実習と特定技能制度の違い
     特定技能者受入れ機関の要件
     技能実習2号修了者に特例措置
 
 所有者不明土地問題の解決に向けて
 
   相続による登記申請を義務化
 
     義務化実効性確保へアメとムチ
     民法・不動産登記法の見直しへ
 
 特徴ある楽しみな米麦新品種が続々と開発〈1〉
 
   米麺に適した「亜細亜のかおり」
 
     山田錦と双璧「百田」
     大吟醸酒向け「さかほまれ」

     
つづく
 
 スマート農業を社会実装する〈4〉
 
   スマート農業導入コストを考える
 
     現場支援体制を強化
     スマート導入・運用コスト問題

     
つづく
 
 2019年度 農林水産新規・主要事業〈6〉
 
     強い農業と「スマート農業」実現
     林業成長産業化と生産流通改革

     
つづく
 
 農林水産トップニュース
 
〔経営・構造〕 政府が18年等に発生した特定地域の災害を局地激甚災を閣議決定

〔畜 産〕 北海道が災害における酪農危機管理マニュアルを策定

〔米麦・水田〕 全国農業再生推進機構が業務用米のマッチングサイトを開設

〔畑作・果樹〕 環境省が狩猟税減免措置を5年間延長

〔林 野〕 農水省が森林組合等総合監督指針を改定

〔水 産〕 水産庁が新たな資源評価手法を導入へ