2001年4月25日号
 

  

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農林抄 (論説/EUでの口蹄疫発生を考える)
 
   「現在の施策では口蹄疫防げない」 全国開業獣医師問題懇談会副会長 八竹昭夫
 
 牛・豚等の口蹄疫が、英国はじめEU諸国で次々と発生し、国の経済まで深刻な陰を投げかけている。これはアジア地域も同様、台湾、韓国はじめわが国でも発生を見たが、食対応の差が大きくその明暗を分けている。たとえば台湾では初期診断、発見の遅れから全土に蔓延して長期化したのに比べ、わが国の場合、初期診断が適正に行われ、侵入原点で防疫対応がなされ、被害は最小限度で終わり、その落差は明瞭に表れた。・・・




トピックス 「一般セーフガード暫定発動」
 
   「早急に国産生産体制の再編整備を」
         〜関税割当制度で最高266%の関税〜
       週刊農林編集部
 
       三位一体の発動に必死
       中国、消費者に配慮した措置
       端境期をなくす産地連携整備を
       中国で有機等国家プロジェクト

       
読み切り
 
特 集 「食料・農業・農村基本計画の論評」<3>
 
   「縄文の豊かな森と海を蘇らせよ」
         〜野菜と林・水産物の検証・評価〜
       週刊農林編集部
 
       水源の森づくりで漁業資源を回復
       生産・流通構造改革で野菜コスト4割削減
       林内放牧で低コスト原木栽培を
        (1)魚介類
        (2)野菜
        (3)キノコ類

       
つづく
 
概 説「森林・林業基本法(林業基本法一部改正法案)」<3>
 
   「林業と木材産業の共存共栄を明確化」 週刊農林編集部
 
       林業版山村振興施策を推進
       森林ボランティアの役割認める
       施業受託組織を法的に支援
       木材産業も森林の担い手

       
おわり
 
 
農林水産トップニュース
 
 総 合
    農水省が農業経営所得安定対策の地方意見交換会で専業的農業者らは「所得補償すべきでない」と否定的
 金融・農協
    全農「中期事業構想」<下> 2005年度までに販売事業の直販比率20%、安心システム取引先400件めざす
 構造改善
    農水省が今年度の農業農村整備事業の効率的実施方針で広域農道は新規採択停止、期分け区間採択方式を導入
 
農産園芸
    全中がSG暫定発動で「野菜産地構造改革の取組み」発表、輸入野菜対策連絡協議会設置し国際競争力強化(4/12)
 畜 産
    農水省が指定乳製品調整保管の新運用基準。安指価格廃止で3年移動平均値採用し基準価格帯内でも発動可能(4/1)
 食品流通
    昨年の冷凍食品生産量が不況と生産拠点海外化響き0・4%減の149万8700トンと初の前年割れ
 食 糧
    発芽玄米が美肌やボケ予防効果で爆発的人気、昨年の販売量が6倍増の2000トン、今年は6〜8000トン見込み
 
林 野
    林野庁が造林事業目的を「森林の有する諸機能の持続的発揮」とする10月以降の造林技術基準を策定(4/9)
 水 産
    有明海のり不作検討委員会が諫早湾水門開放は「来春以降」で、今期不作なら経営安定対策実施の考え(4/17)