2001年3月25日号
 

  

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農林抄 (論説/バイオマスエネルギーへの提言)
 
   「菜の花プロジェクト」は農業を救う  滋賀県環境生活協同組合理事長 藤井絢子
 
 最近では少なくなってしまった春の風物詩「菜の花」だが、私たちは滋賀県で「菜の花プロジェクト」という循環型社会形成の地域モデルづくりを進めてきた。これは、減反で休耕田となっている田圃に菜種をまき、実った菜種から菜種油を搾り、家庭や学校給食などで使い、その廃食油を回収して石鹸にリサイクルしたり、ディーゼルの軽油に代わる燃料に精製して、農業機械や漁船、公用車などの燃料として利用する、といった地域内で資源を循環させるプロジェクトである。・・・




特 集 「自然エネルギーが拓く21世紀の農林水産業・農産漁村」<8>
 
   「NGOによる自然エネルギー普及」<4>
        〜バイオガスキャラバンの試み〜
       ぶくぶく農園・小川町自然エネルギー研究会代表 桑原 衛
 
       脱温暖化型社会構築へモデル実験
       農業エネルギーと液肥自給
       液肥還元し循環型農業推進
       中規模プラントを分散配置
       住民参加で基本計画策定へ
       付表・CO2削減ぶくぶくプラン
       付表・地域温暖化対策実証実験地域予備調査/埼玉県小川町
       付表・CO2削減効果

       
おわり
 
   「ポスト地球化学のためのバイオマス資源」<3>
       京都大学大学院エネルギー科学研究科教授 坂 志朗
 
       はじめに
       超臨界流体とは
       超臨界水によるバイオマスの効果的な分解
       超臨界メタノールによるバイオ燃料の創製
       超臨界メタノールによる植物油からのバイオディーゼル燃料の創製

       
つづく
 
 
特 集 「食料・農業・農村基本計画の論評」<2>
 
   「酪農改革・草地畜産振興戦略で目標達成を」 週刊農林編集部
        〜畜産物と果実の検証・評価〜
 
       生乳
       牛肉
       果実

       
つづく
 
 
農林水産トップニュース
 
 総 合
    WTOに提案された農業交渉提案で途上国共同提案に対しグループ化の懸念、EUは多面的機能から食料安保除外
 金融・農協
    全共連がJA共済3カ年計画を決定、高度利用者優遇措置制度を最大限活用(3/15)
 構造改善
    農業者年金法改正案が国会提出、給付額9・8%削減、保険料半額助成へ。民主党も対案づくり
 
農産園芸
    大豆情報委員会が2000年産大豆需要動向で加工業者の国産使用意欲高いこと明らかに(3/15)
 畜 産
    欧州が口蹄疫発生で大混乱、3/18現在で英国、フランスで発生確認。殺処分頭数20万頭
 食品流通
    農水省によると原産地表示で野菜全部に表示してる店舗は31%、8割以上含め55%
 食 糧
    山梨県・増穂町の株式会社はくばくが「麦ごはん」キャンペーン、3年間で3割増めざす
 
林 野
    政府が現行林業基本法改正案(森林・林業基本法)を閣議決定、多面的機能の持続的発揮めざす(3/16)
 水 産
    政府が水産基本法など関連4法案を閣議決定、操業日数を管理するTEA制度創設へ(3/16)