2000年6月15日号
 

  

数量     
  在庫切れのため「コピー販売」になります。1部300円



農林抄 (論説/果樹農業振興基本方針への提言)
 
   果物が21世紀を救う   香川短大学長 北川博敏
生産抑制から維持・増大 このほど農水省が公表した果樹農業振興基本方針は、10年先の生産目標を現在の422万トンから426万トンと4万トン増の意欲的なものであった。これまで果樹農業は長らく生産抑制を目標としていたが、・・・
 

 

特 集 「新たな酪肉近代化方針への提言」
 
   現実味ない第4次方針の長期見通し  東北大学大学院講師 伊藤房雄
 

     政策当局の楽天的な将来予測

     乳製品輸入を1割過小評価

     乳価低下で規模拡大圧力働く

     実現不可能な1頭当たり乳量予測

 
   土地利用型肉用牛経営への期待  九州大学農学研究院教授 甲斐 諭
 

     輸入粗飼料と口蹄疫

     食品産業との連携

     生産コストの低減と放牧の定着条件

     肉用牛の飼養頭数減少と地域の地力の低下

     多様な担い手の育成と4つの増頭戦略

 
特 集 「概説・新たな酪肉近代化方針」<肉用牛編1>
 
   自給飼料の重要性を再認識せよ  週刊農林編集部
     

     乾草、稲わらも輸入依存

     林野と放棄地は飼料の宝庫

     交雑種生産が牛肉供給下支え

     担い手確保は経営データ化が鍵

     進まぬ飼養管理の低コスト化

 
ニューストピックス
 
   JA共済連が新スタート <1>  農政ジャーナリスト 三好 博
     〜保有契約高391兆円、生・損保で日生に次ぐ規模に〜
 

     事業環境の厳しさに対応

     生保業界優位の健全経営

     付表・大手生保8社とJA共済の個人保険契約状況(99年3月期)

     付表・大手生保8社とJA共済・全共連の99年3月期決算

 
   卸売委託手数料自由化に卸売業者が反発  週刊農林編集部
 

     農水省が関係者から意見聴取へ

     卸売各種規制見直しが先決

     手数料収入8割超える食肉卸、花き卸

     市場の公共性を考慮すべき

 
 

農林水産トップニュース

 

 総 合

    水田農業活性化対策を評価する農家はわずか3割、2割が評価しない

 経 済

    全中が第22回全国大会組織協議案、「農と共生の世紀づくり」スローガンに(6/8)

 構造改善

    都市計画法が30年ぶりに改正、「準都市計画区域」指定を導入(5/19)

 農産園芸

    政府が初の男女共同参画社会白書、農山漁村の男女参画推進盛り込む

 畜 産

    全国飼料増産戦略会議が今年度飼料収穫量3%増の391万トン目指す(6/1)

 食品流通

    JAS協会が有機農産物認定マニュアル作成(6/5)

 食 糧

    事業協同組合系最大手の大阪第一食糧が8月に株式会社化決める(5/29)

 林 野

    ITTOが国際熱帯木材協定を来年から3年間延長(5/24〜30)

 水 産

    全漁連が意義ある水産基本政策確立を目指して緊急集会ひらく(6/1)